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浮生六記 : 浮生夢のごとし の読書会ページ

浮生六記 : 浮生夢のごとし(9784003202418)

浮生六記 : 浮生夢のごとし

著者:松枝,茂夫 沈,復

出版社:岩波書店 (198110)

ISBN-10:4003202414

ISBN-13:9784003202418

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P.37の気になるフレーズ

「宇宙の大きさはあのお月さまほどあるでしょうけど、いったいこの広い世間に、わたくしたち二人の楽しんでいるような、こんな情趣感興をもっている人がございますかしら」
私はいった。
「涼みや月見などならどこにだってざらにあるだろう。雲や霞を賞(め)でるにしても、大家の深閨などを捜せば、それがわかるほどの聡明な婦人なら、そりゃむろん少なくなかろう。だが夫婦でいっしょに眺めるとすれば、賞でる対象となるのは、恐らくこの月とか雲ではないだろうよ」

総コメント数:2 投稿日時:2019-05-21 09:43:47

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気になるフレーズへのコメント

1

七夕の節句

家庭を持つと、どうしても日々の暮らしに追われてこういうことを忘れてしまいがちですよね。それにしても200年以上前の夫婦の会話を読んで、「そうやんなぁ」と頷いているのは少し不思議な、でも何故か良い気分です。

投稿者:kukka55 投稿日時:2019-05-21 09:43:47

2

時代が流れても、人間の根本は変わらないのかもしれませんね。

投稿者:goodbook 投稿日時:2019-05-22 06:00:17