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読書論 著者:小泉 信三 出版社:岩波書店 (1950年10月25日頃) ISBN-10:4004150876 ISBN-13:9784004150879
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P.79の気になるフレーズ
昔、私がまだ二十代の青年でイギリスのケムブリッジに在学中のことであった。或る日、同大学キングス・カレッジの政治学者某氏と汽車で同車したことがある。粗服をつけ、哲人の俤あるこの学者は、携えた書物を開いて二、三十分間喰い入るように読み、さて本を膝に置き、目を車窓外の景色に放って、黙然として沈思すること同じく二、三十分、また本を取り上げて読むこと前のごとく、次いでまた窓外を眺めることも前のごとくにして、幾時間にわたって読み進んで行った。
総コメント数:1 投稿日時:2020-03-30 06:24:47
気になるフレーズへのコメント
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こういう読書がしたい つい、時間に追われがちですが、自分もこういう読書をしていきたいと改めて感じました。 投稿者:goodbook 投稿日時:2020-03-30 06:24:47 |