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NO. 00039744 DATE 2024 04 26

ヒッグス = Higgs Boson : 宇宙の最果ての粒子 の読書会ページ

ヒッグス = Higgs Boson : 宇宙の最果ての粒子(9784062186070)

ヒッグス = Higgs Boson : 宇宙の最果ての粒子

著者:Carroll,SeanM.,1966- 谷本,真幸,1969-

出版社:講談社 (201310)

ISBN-10:4062186071

ISBN-13:9784062186070

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P.135 の気になるフレーズ

現在はWWWコンソーシアムの会長をしているバーナーズ=リーは、当時、CERNで働いていた。彼は、複数のコンピューターに分散されている異なる種類の情報にアクセスするのに、ウェブ文書とそれらの間のリンクからなるハイパーテキストシステムが使えたら、CERNの研究者らにとって便利だろうと考えた。そして、インターネット(これはCERN発祥ではない)と呼ばれるデータ共有ネットワーク上に、相互リンクされたファイルを置くシステムを構築した。WWWというのはまさにこのことだ。現在知られているウェブと、それがわれわれの生活へもたらす影響は、素粒子物理学研究の副産物として生まれたというわけだ。

総コメント数:1 投稿日時:2015-11-09 06:44:10

P.158 の気になるフレーズ

中性子は安定ではないが、陽子と結合して安定な原子核を作ることができる。

総コメント数:1 投稿日時:2015-11-10 05:34:32

P.169 の気になるフレーズ

ヒッグスと強く相互作用する粒子(トップクォークなど)もあれば、比較的弱くしか相互作用しない粒子(電子など)もあるのはなぜなのか?各粒子の相互作用の強さはなぜその値なのか?これらの問いに対する答えは誰も知らない。今のところ答えはない。

総コメント数:1 投稿日時:2015-11-11 05:58:49

P.190 の気になるフレーズ

ヒッグスに関する理論は確かにデータと合うが、様々な面でとってつけたような不自然さを感じる。ヒッグスを除くと、これまでに発見された粒子はすべて、物質粒子であるフェルミオンと対称性由来のボソンのいずれかで、ヒッグスだけが他の粒子と異なるように見える。なぜヒッグスだけが特別なのだろう?破れた対称性はなぜそれらだけが破れ、そのように破れているのだろう。自然の仕組みをより深く説明できるような、もっと優れた理論はあるだろうか?

総コメント数:1 投稿日時:2015-11-11 06:16:15

P.202 の気になるフレーズ

LHCが初めて一年を通して運転された期間に、ヒッグス粒子は一〇万個超生成されたと推定されているが、そのほとんどはジェットに崩壊し、強い相互作用が作る混沌の中に消えていった。

総コメント数:1 投稿日時:2015-11-12 05:41:20

P.203 の気になるフレーズ

ヒッグスはまず、質量と電荷をもつ仮想粒子に変化し、その後、光子対に変わることができる。これが起こるのは生成されたヒッグスの約〇.二パーセントに過ぎないが、一二五ギガ電子ボルト付近にヒッグスができたことを示す最も明瞭な信号を与える。

総コメント数:1 投稿日時:2015-11-12 05:58:40

P.226 の気になるフレーズ

科学者というのは何事にも正確であろうとし、ありとあらゆる可能性を考えようとする。そのため、恐ろしげなシナリオをすべて丹念に検討し尽くすまで、そうしたことは起こり得ないと断言しない。「そんなことは起こらない」と言うべきときに、「たぶん起こらない。可能性は非常に低い」などと言ったりする。

総コメント数:1 投稿日時:2015-11-13 07:09:35

P.244 の気になるフレーズ

カプランの普段の仕事はLHCなどの素粒子実験で検証可能な理論モデルを作ることだが、長年、映画製作にも関心を持っていた。彼は高校生の頃、大学進学に関心がなく、願書すら提出しなかったが、彼に黙って姉がカリフォルニアにあるチャップマン大学に願書を送った。周囲の誰もが驚いたことに、カプランは入学を許可され、映画を専攻して一年を過ごした。しかし趣味が合わず、結局、カリフォルニア大学バークレー校に転学し、物理を専攻することにした。成績があまりに悪く、誰も推薦状を書いてくれないだろうと思った彼は、卒業後、すぐには大学院へ進まず、代わりにシアトルへ移り、生活費を稼ぐためにワシントン大学でチューターとして学生に物理を教えた。同大学の大学院生より学生から良い評価を得た彼は、ようやくそこで大学院に進んだ。終わり良ければすべて良し。彼は今や、標準模型を超える物理を推進する新世代の若手理論物理学者の一人になっている

総コメント数:1 投稿日時:2015-11-14 05:01:44

P.256 の気になるフレーズ

南部陽一郎は二〇〇八年にノーベル賞を受賞し、それ以外の栄誉も数多く集めている人物だが、物理学者の間以外ではあまり知られていない。これはまったく恥ずかしいことだ。なぜなら、南部の功績はもっと知名度の高い他の物理学者と比べて、まったくひけをとらないからだ。素粒子物理学の分野で対称性の自発的破れを最初に理解した一人であるだけでなく、クォークが「色」をもつことを初めて提唱し、グル―オンの存在も初めて示唆した。また、粒子に関するいくつかの性質が粒子を微小な「ひも」と考えることで説明できることを最初に示し、弦理論を創始した。理論物理学者は南部の功績を心から称賛しているが、彼は性格的に、脚光を浴びることを避けようとする傾向がある。

総コメント数:1 投稿日時:2015-11-16 06:20:21

P.267 の気になるフレーズ

一九六四年の二番目の論文が最初、フィジックス・レターズに却下されていなければ、ヒッグス粒子にまったく注目していなかったかもしれない。

総コメント数:1 投稿日時:2015-11-17 06:40:56

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