ヒッグス = Higgs Boson : 宇宙の最果ての粒子 の読書会ページ
ヒッグス = Higgs Boson : 宇宙の最果ての粒子 著者:Carroll,SeanM.,1966- 谷本,真幸,1969- 出版社:講談社 (201310) ISBN-10:4062186071 ISBN-13:9784062186070
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P.58の気になるフレーズ
霧箱で飛跡を捉える原理は空にできる雲と同じだ。この方法ではまず、適当な箱に過飽和させた水蒸気を満たす。ここで、「過飽和」とは、水蒸気が液体の水になろうとしているが、きっかけがないためなれずにいる状態のことを指す。空にある普通の雲の場合、通常、塵や塩分などのわずかな不純物が液化のきっかけを与えるが、霧箱では、その中を通過する荷電粒子がその役割を果たす。荷電粒子が霧箱中の原子に当たると、原子中の強く拘束されていない電子がはじき飛ばされ、イオンが作られる。それらのイオンが核となって小さな水滴が作られる。そうして、霧箱中を運動する荷電粒子の後方に飛行機雲のような水滴の列ができ、その軌跡が長く消えずに残るというわけだ。
総コメント数:1 投稿日時:2015-11-02 06:50:41
気になるフレーズへのコメント
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霧箱の原理
霧箱の原理が何となくわかりました。 投稿者:goodbook 投稿日時:2015-11-02 06:50:41 |