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ヒッグス = Higgs Boson : 宇宙の最果ての粒子 の読書会ページ

ヒッグス = Higgs Boson : 宇宙の最果ての粒子(9784062186070)

ヒッグス = Higgs Boson : 宇宙の最果ての粒子

著者:Carroll,SeanM.,1966- 谷本,真幸,1969-

出版社:講談社 (201310)

ISBN-10:4062186071

ISBN-13:9784062186070

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P.256の気になるフレーズ

南部陽一郎は二〇〇八年にノーベル賞を受賞し、それ以外の栄誉も数多く集めている人物だが、物理学者の間以外ではあまり知られていない。これはまったく恥ずかしいことだ。なぜなら、南部の功績はもっと知名度の高い他の物理学者と比べて、まったくひけをとらないからだ。素粒子物理学の分野で対称性の自発的破れを最初に理解した一人であるだけでなく、クォークが「色」をもつことを初めて提唱し、グル―オンの存在も初めて示唆した。また、粒子に関するいくつかの性質が粒子を微小な「ひも」と考えることで説明できることを最初に示し、弦理論を創始した。理論物理学者は南部の功績を心から称賛しているが、彼は性格的に、脚光を浴びることを避けようとする傾向がある。

総コメント数:1 投稿日時:2015-11-16 06:20:21

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気になるフレーズへのコメント

1

これはまったく恥ずかしいことだ。

”これはまったく恥ずかしいことだ。”
よくぞいってくれました。私もそう思います。
現在の素粒子物理学で重要なきっかけを与えてくれたのが、
南部先生の様々な仕事だと思います。
南部先生と同時にノーベル賞を受賞された益川先生がおっしゃっていた、
「自分が受賞したことより、南部先生が受賞したことの方がうれしい」という言葉は、
物理学者の間では共感する人が多かったのではないでしょうか。


自分も南部先生の功績を世間の人があまり知っていないと

投稿者:goodbook 投稿日時:2015-11-16 06:20:21