ブルシット・ジョブの謎 : クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか の読書会ページ
ブルシット・ジョブの謎 : クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか 著者:酒井,隆史,1965- 出版社:講談社 (202112) ISBN-10:4065266599 ISBN-13:9784065266595
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意見、感想、コメントなど
P.76の気になるフレーズ
さて、先ほどあげたグレーバーの小論からの引用においては、ケインズは「二〇世紀末までに、イギリスやアメリカのような国々では、テクノロジーの進歩によって週一五時間労働が達成される」と予言しているとされています。そのうえでこのエッセイを読んでみるならば、たしかにケインズは「一日3時間労働や週15時間労働」ですむようになっているといっています。しかし、これは100年後であってもそのぐらいの労働はそれでも必要だろうということではなく、本当は週15時間すらも必要ないのだけれども、労働を原罪として課せられたあげく、人生の時間のほとんどを労働に捧げてすごすようになった哀れな人間には、当面、それぐらい働かせて徐々に慣れさせないとノイローゼでやられてしまうだろう、といっているのです。
総コメント数:3 投稿日時:2022-05-05 05:24:44
気になるフレーズへのコメント
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仕事がないと何もすることがないという人、結構いるかもしれませんね。 投稿者:goodbook 投稿日時:2022-05-05 05:24:44 |
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炯眼かも 退職後しばらく自由を満喫したあとひどく退屈になり、「仕事はもうしたくないんだけど何か仕事がしたい」という矛盾した気持ちになりました。趣味では飽き足りないところが厄介です。 投稿者:kamiyamaeiha 投稿日時:2022-05-05 09:25:20 |
3 |
ジレンマ
ブルシットジョブはなくした方がいいと思う反面、ワークライフバランスを考えると、そういうことも少しは必要なのかもしれませんね。 投稿者:goodbook 投稿日時:2022-05-07 06:09:47 |