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続・悩む力 の読書会ページ

続・悩む力(9784087206470)

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続・悩む力

著者:姜尚中

出版社:集英社 (2012年06月)

ISBN-10:4087206475

ISBN-13:9784087206470

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P.201の気になるフレーズ

私は「愛する」ということの理想的なあり方は、相手が何をしようと、何をもっていようと、どう考えていようと、相手のありのままの状態を、丸ごとそのまま受け入れることだと思います。(中略)
ところが、漱石の描く人物たちはまったく逆で、たとえば、『行人』の一郎も、『彼岸過迄』の須永も、『道草』の健三も、あるいは『明暗』の津田やお延も、相手のことを愛しているというよりは、相手のことが知りたいのです。よりはっきりいうと、相手が自分のことをどう考えているかが知りたいのです。もっとはっきりいうと、自分だけを愛しているのです。

総コメント数:3 投稿日時:2019-04-27 06:04:47

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気になるフレーズへのコメント

1

愛するということ

自分は『自分だけを愛している』方に入るかな。

投稿者:goodbook 投稿日時:2019-04-27 06:04:47

2

漱石

「こころ」「それから」「我輩は猫である」の三冊しかまだ読んでませんが、「それから」の代助とかもそんな感じだったなと思いました。でも、ふと相手が誰であれ、ありのままをまるごと受け入れることの出来る人ってそんないないんじゃないかなとも思いました。難しいですよね。

投稿者:kukka55 投稿日時:2019-05-03 17:22:51

3

あくまで理想

『相手のありのままの状態を、丸ごとそのまま受け入れる』というのは、
姜尚中さんも「愛する」のあくまで理想形と言っていますので、
そこまで到達するのは、やはり難しいんでしょうね。

投稿者:goodbook 投稿日時:2019-05-04 06:05:01