自宅で参加できる読書会
NO. 00033207 DATE 2024 04 19

ボヴァリー夫人 の読書会ページ

ボヴァリー夫人(9784102085011)

ボヴァリー夫人

著者:フローベール 生島,遼一

出版社:新潮社 (199705)

ISBN-10:4102085017

ISBN-13:9784102085011

意見、感想、コメントなど

気になるフレーズの投稿一覧

気になるフレーズを書き込む

<< 前へ  1 | 2 | 3 | 4  次へ >>  

P.122 の気になるフレーズ

「そうよ、かわいいひと。ほんとにかわいいひと……あのひと恋をしているのではないかしら?」と心にきいてみる。「だれを?……あたしを、だ!」

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-15 10:43:08

P.139 の気になるフレーズ

「うるさいよっ」エマはいらいらしてくりかえした。
母の顔つきで子どもはおびえ、泣きだした。
「え、うるさいったら、ほんとに」と今度は肱でつきのけた。
ベルトは箪笥のそばに倒れて真鍮の引き手にぶつかった。頬に傷をつけ血が流れた。

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-15 15:23:42

P.150 の気になるフレーズ

どうして自分はこの幸福が目の前にあらわれたときつかもうとしなかったのか?

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-15 15:30:08

P.169 の気になるフレーズ

またあらい縞のズボンの裾からは、踝のところに塗革をまわりにはった木綿靴がはみ出していた。靴は草がそこに映るほどよくニスを塗ってある。彼は片手を上着のポケットに入れ、麦稈帽子をななめにかぶって、馬糞の上をその靴でふんで行く。

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-15 15:48:43

P.177 の気になるフレーズ

なァに、義務とは偉大なものを感じ、美しいものを求めることで、なにからなにまでの社会の慣習をそのためにうける屈辱といっしょにうけいれることじゃないんだ。

総コメント数:2 投稿日時:2017-07-12 11:47:28

P.177 の気になるフレーズ

いや、そういう道徳は二つあるのです。ちっぽけな、約束ごとの道徳、人間の道徳。たえず変わり、やかましくいいたてる。あすこに見える馬鹿どもの寄りあいのように下のほうで地面すれすれにうごいている道徳。

総コメント数:1 投稿日時:2017-07-12 11:56:23

P.187 の気になるフレーズ

「五十四年間勤続。銀牌。二十五フラン。これ、おまえさんがいただくんだぞ」
老婆は賞牌をもらうと、じっとそれを見た。と、いかにもうれしげな微笑が顔中にあふれ、去りながらこうつぶやくのが聞こえた。
「これ村の司祭さまにあげるだで。そしておミサあげてもらうべ」

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-15 16:19:25

P.203 の気になるフレーズ

それに、エマは復讐の満足を感じてもいた。いままでずいぶん苦しんだじゃないか。が、いま勝った。長いあいだおさえてきた恋が、たのしく沸騰してすっかり一度にわき出した。もうなんの自責も、不安も、心配もなく、この恋を味わっているのだ。

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-16 08:51:47

P.208 の気になるフレーズ

今晩は、先生(薬剤師はこのドクターという言葉を使うのが好きで、これをいうと言葉のもつなにか荘重なものが自分にもはね返ってくるような気がするのだ)

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-17 05:31:37

P.213 の気になるフレーズ

エマがそこにひたって生きていた熱烈な恋は、川の水が底の土に吸いこまれるように、下のほうへ退いて行くようだった。彼女の目に底の土が見えた。彼女はそれを信じようとはせず、ますます愛情をつよめた。ロドルフはだんだん冷淡をかくさなくなった。

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-17 05:41:46

<< 前へ  1 | 2 | 3 | 4  次へ >>