自宅で参加できる読書会
NO. 00006170 DATE 2019 04 23

ボヴァリー夫人 の読書会ページ

ボヴァリー夫人(9784102085011)

ボヴァリー夫人

著者:Flaubert,Gustave/著 生島遼一/翻訳 芳川泰久/翻訳 フローベール/著

出版社:新潮社 (1965-12)

ISBN-10:4102085017

ISBN-13:9784102085011

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P.360の気になるフレーズ

なにはともあれ、彼女は幸福ではなかった。これまで一度も幸福ではなかった。人生のこの不満はどこからくる? たよりにしているものがまたたくまに虫ばまれるのはなぜ?……しかし、もしもどこかにしっかりした美しい人がいたら、熱情と上品さとにみちた雄々しい気象、天使の姿にやどる詩人の心、天空にむかって哀調おびた祝婚歌をかなでる青銅弦の竪琴に似た心、そういうものがあったら、どうしてそれにめぐりあえぬことがある? いや、とうていだめなこと!わざわざ捜しもとめるねうちのあるものはなに一つありはしない。みんな偽だ。どの微笑にも倦怠のあくびがかくされている。どのよろこびにも呪いが、どの快楽にも嫌悪がかくされている。もっともいい接吻ですら、もっと大きな逸楽へのみたされぬ欲望を唇にのこすばかり。

総コメント数:1 投稿日時:2018-12-27 05:49:36

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気になるフレーズへのコメント

1

気持ちが沈んでいるときは

このような気持ちの移り変わり、経験したことがありますね。
特に、気持ちが沈んでいるときは。
『人生のこの不満はどこからくる?』とか
『わざわざ捜しもとめるねうちのあるものはなに一つありはしない。みんな偽だ。』とか。
こんな気持ちわかります。
このフレーズはそんな気持ちをうまく表現しているように感じました。

投稿者:goodbook 投稿日時:2018-12-27 05:49:36