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NO. 00008034 DATE 2024 04 19

新・本とつきあう法 : 活字本から電子本まで の読書会ページ

新・本とつきあう法 : 活字本から電子本まで(9784121014108)

新・本とつきあう法 : 活字本から電子本まで

著者:津野,海太郎,1938-

出版社:中央公論社 (199804)

ISBN-10:4121014103

ISBN-13:9784121014108

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気になるフレーズの投稿一覧

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P.38 の気になるフレーズ

数行読んでは、ぼんやりなにごとかを考える。歩きながらの読書にかぎらず、いまの私にとっての読書とは、基本的に、そういう行為になってしまっているらしい。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-03 06:05:43

P.41 の気になるフレーズ

本というのは、しょせん、どんな本もすきまだらけだらけなのだ。誤読や偏見もひっくるめて、そのすきまで読者が思いっきり自由にふるまうのが読書。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-03 06:10:51

P.52 の気になるフレーズ

ちびた鉛筆で自分の好きな文章に「ぎゅう」と力をこめて黒々とした線をひく。そのくっきりした手ごたえを欠いては、本とまともに対し、本をめいっぱいたのしんだという気分になれない。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-04 05:58:08

P.66 の気になるフレーズ

ようは日本でも欧米でも、いま印刷本の世界は商売本位の水ぶくれ状態にある、もし危機というならそれこそが「本の危機」なのではないか、ということなのだ。売れる本ならいくらでもだせるのに、あまり売れそうにない本は、たとえそれがどんなにすぐれたものであったとしても、たんに「売れない」という理由だけで思うようにだすことができない。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-05 06:50:05

P.129 の気になるフレーズ

ある日、原稿を書いていて鴨長明の没年をしらべる必要が生じ、遊び半分でブリタニカのウェブサイトに接続してみた。「KAMO NO TYOUMEI」で検索をかける。

総コメント数:1 投稿日時:2020-06-30 06:52:38

P.138 の気になるフレーズ

日本人、すくなくとも私の世代以降の日本人のおおくは、
――ヨコに書いて、タテで読む。
という変則的なやり方で毎日の生活をおくっているということになろうか。「これは世界にもめずらしい奇習である」と、以前、紀田純一郎さんが書いていた。

総コメント数:1 投稿日時:2020-07-02 06:29:57

P.151 の気になるフレーズ

「日本人と中国人が電子メールのやりとりをするとき、互いにこのような変換機能のあるソフトをもっていれば、パソコンの上で筆談できるのである。しかも、紙の上での筆談の場合、意味の誤解がしばしば起こるが、電子メールによる筆談の場合、辞書を調べたりして、コミュニケーションはきっとうまくいくと私は信じている」

総コメント数:1 投稿日時:2020-07-03 05:25:22

P.158 の気になるフレーズ

近所の図書館は必要な資料をいそいで効率的にさがす場所ではない。のんびり時間をかけて偶然の出会いに身をゆだねる。そう腹をくくっておけば、いずれは、膨大な蔵書、精密な検索システムをそなえた大図書館にも不可能な出会いが、あなたをおとずれてくれるかもしれない。

総コメント数:1 投稿日時:2020-07-03 05:31:03

P.170 の気になるフレーズ

おおかれすくなかれ人間は古い文化のうちに生まれ育つしかない。それが人間というものなので、なんであれ、そうあっさりと新しい技術になじむことはできない。便利であればあるほど、そのことでなにか大切なものが失われてしまうのではないか、という脅えが心内に生じる。にもかかわらず人間は、不承不承、いつのまにか新技術に頼って生きることに慣れてゆく。

総コメント数:1 投稿日時:2020-07-03 05:41:17

P.171 の気になるフレーズ

ただ問題なのは、コピーをとったことで安心して、あらためてそれをきちんと読もうとしないことである。

総コメント数:1 投稿日時:2020-07-03 05:44:35