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人質の朗読会 の読書会ページ

人質の朗読会(9784122059122)

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人質の朗読会

著者:小川洋子(小説家)

出版社:中央公論新社 (2014年02月)

ISBN-10:4122059127

ISBN-13:9784122059122

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P.233の気になるフレーズ

「もっと驚くのはね、行進の途中で雨が降ってきた時だ。彼らは濡れた葉っぱを惜しげもなく捨てる」
「どうして?」
思わず私は尋ねた。
「濡れた葉っぱは、腐って巣を台無しにしてしまうからだよ。手間ひまをかけて、苦労して運んできて、もうすぐそこが巣、というところまで来ているのに、彼らはちっとも文句を言わないんだ。ふて腐れるのもいなければ、ズルをするのもいない。スコールが通りすぎるのを待って、また最初からやり直す。ただひたすら、黙々とね」

総コメント数:1 投稿日時:2019-04-07 06:09:37

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気になるフレーズへのコメント

1

ハキリアリの教訓

昆虫の生態って、すごいですね。
人間は考えること、学ぶことができて、それを利用して生きていく能力があります。
ハキリアリからのこの教訓も大事にしていきたいなと思いました。

投稿者:goodbook 投稿日時:2019-04-07 06:09:37