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NO. 00019063 DATE 2024 04 20

さよならまでの読書会 : 本を愛した母が遺した「最後の言葉」 の読書会ページ

さよならまでの読書会 : 本を愛した母が遺した「最後の言葉」(9784152093905)

さよならまでの読書会 : 本を愛した母が遺した「最後の言葉」

著者:Schwalbe,Will 高橋,知子,英米文学翻訳家

出版社:早川書房 (201307)

ISBN-10:4152093900

ISBN-13:9784152093905

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P.237 の気になるフレーズ

書き記されている言葉には、黙読するにしろ音読するにしろ、最大の尊敬を払わなければならない。

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-17 18:53:06

P.257 の気になるフレーズ

わたしはディディオンが選択した言葉――共有し、理解する――に偉大なる知恵を見出した。母と共有するには、母が話題にしたがっていることを語りあったり、そばに坐って静かに本を読んでいたりすればいいのだと気づいた。そうすれば、詮索したり考えあぐねたり、仔細に観察したりしなくても理解することができる。

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-17 18:59:55

P.290 の気になるフレーズ

「わたしは旅で出会った人たちが大好きよ、ウィル」母は言った。「その人たちの話を聞いて、その人のことを知って、わたしたちに援助ができることがあるとすれば、それは何かを探るのが好きなの。それがわたしの人生をどれほど豊かにしたかは、言葉にはできないわ。もちろん、あなたはしようと思えば、もっと多くのことができた――いつだってできるし、そうすべきよ――でも、大切なのは、できるときがあれば必ずすること。ただ最善を尽くせばいいの。そうすれば、できることをすべてできる。自分に充分なことができるとは思わないから、何かをすることもないと釈明する人が多すぎる。何か――署名をしたり、少額の寄付をしたり、移住してまもない難民一家を感謝祭のパーティに招いたり――を、しないことに対するまっとうな言い訳なんてひとつもないわ」

総コメント数:2 投稿日時:2019-08-17 19:16:18

P.320 の気になるフレーズ

「紙の本を手放すなんてできないわ」母は言った。「読みおわったら、誰かにあげられるというのもいいわ。ニコに贈った『魔の山』の初版本のことを考えてみて。マンその人のもとに届けられた一冊めと、同じときに刷られたものよ。歴史があるわ」

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-17 19:22:08

P.328 の気になるフレーズ

わたしは気に入った箇所がみつかるたびに、いったん読むのをやめて、母にその箇所を示した。

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-17 19:25:17

P.349 の気になるフレーズ

しばらくすると、見せたい箇所に出くわしたようで、わたしに本を差しだし、そこを指で示した。
(中略)
わたしはくすりと笑った。読んでいるあいだ、母はこちらを見て、わたしがおもしろがっている反応を示すのを待っていた。が、言うまでもなく、それでは充分ではない。意見交換が必要だ。

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-17 19:29:53

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