アーダ〔新訳版〕 上 の読書会ページ
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アーダ〔新訳版〕 上 著者:ウラジーミル・ナボコフ/若島 正 出版社:早川書房 (2017年09月21日頃) ISBN-10:4152097108 ISBN-13:9784152097101
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
P.284 の気になるフレーズ 言葉にうるさいアーダがかつて言ったことによれば、調べ物であれ、芸術であれ、表現以外の必要に迫られて言葉を辞書で引くのは、装飾用にいろいろな花を寄せ集めること(これには、乙女が首を傾げた図のように、多少はロマンティックなところもあるとアーダは認めた)と、別々の蝶の翅を寄せ集めてコラージュ風の絵にすること(つねに下品だし、しばしば犯罪的)との中間に位置するのだという。 総コメント数:1 投稿日時:2018-03-29 11:49:50 |
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P.299 の気になるフレーズ ほんの短い別れでも、死後の楽園ごっこの練習みたいなものじゃない――これ、誰の言葉だったかしら? 総コメント数:1 投稿日時:2018-03-29 12:05:14 |
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P.322 の気になるフレーズ 実に不思議なことに、子供の頃に好きだった親友や太った叔母と長い別離の後で再開すると、たちどころに、人間的な温かみのある友情がそっくりそのままよみがえるが、かつての愛人の場合は決してそういうことは起こらないものだ――全面的破壊作業で、愛情の人間的部分が非人間的情欲の埃とともにすっかり一掃されてしまうらしい。 総コメント数:1 投稿日時:2018-03-29 12:17:12 |
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P.324 の気になるフレーズ 闇のせいで熱が上がる夜には、虎の爪痕のような痕跡を夢のカーテンに残していった。そして背景の壁には、懲罰の影(ばかげた法律上の補足説明も付いている)。こうしたすべてはただの風景であり、簡単に荷造りして「地獄」とラベルを貼り、輸送されてしまう。そしてごく稀に、何か記憶を呼び覚ますものがやってくる―― 総コメント数:1 投稿日時:2018-03-29 12:24:36 |
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P.324 の気になるフレーズ
たとえば、トリック撮影でクローズアップになった、男女二人の左手が――何をしているのだろう? 総コメント数:1 投稿日時:2018-03-29 12:34:29 |