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アーダ〔新訳版〕 下 の読書会ページ

アーダ〔新訳版〕 下(9784152097118)

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アーダ〔新訳版〕 下

著者:ウラジーミル・ナボコフ/若島 正

出版社:早川書房 (2017年09月21日頃)

ISBN-10:4152097116

ISBN-13:9784152097118

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P.268の気になるフレーズ

おそらく時間の感覚を暗示する唯一のものはリズムなのだ。リズムの反復するビートではなく、そうした二拍のあいだの間隔、黒い拍のあいだの灰色の間隔だ。微妙な間隔。規則正しい鼓動そのものは、計測という惨めな考えを呼び戻すだけだが、しかしその中間に真の時間のようなものが潜んでいる。どうすればその柔らかな窪みからそれを抽出することができるだろうか?

総コメント数:2 投稿日時:2018-04-03 09:04:44

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気になるフレーズへのコメント

1

「時間」というもの

ナボコフは「時間」にとても興味をもっていて、「時空」という言葉のように「空間」いっしょくたにして論じることを嫌っていたようです。「時間」について深く考えたことが全くなかったので、新鮮に感じました。

投稿者:kukka55 投稿日時:2018-04-03 09:04:44

2

「真の時間」って何でしょう?

ナボコフの言う「真の時間」というのは何でしょうかね?

ナボコフは「時間の感覚を暗示する唯一のものはリズム」と言っているので、
人間が感じ取れる時間は「離散的なもの」と考えているのでしょうか。
そして、「真の時間」というのは、人間が全ては感じとれない「連続的なもの」
があると考えている?

ちょっとナボコフの考えの真意は測り切れないですね。

投稿者:goodbook 投稿日時:2018-04-04 06:00:08