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地下鉄道(9784152097309)

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地下鉄道

著者:コルソン・ホワイトヘッド/谷崎 由依

出版社:早川書房 (2017年12月06日頃)

ISBN-10:4152097302

ISBN-13:9784152097309

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P.198 の気になるフレーズ

縄の端が降ろされてルイーザの首にまわされ、彼女は階段を昇らされた。慣れた手つきの性格さで、ひとりの騎士がその縄を頭上へ、太く丈夫な枝へと投げた。縄は一度で枝に掛かった。

総コメント数:1 投稿日時:2018-07-26 06:36:57

P.208 の気になるフレーズ

また覗き穴から漏れ入ってくるわずかなひかりに目を凝らして読書に励み、サウス・カロライナで中断されていしまった勉強を続けようと努力した。

総コメント数:1 投稿日時:2018-07-27 06:09:12

P.250 の気になるフレーズ

「じゃあ食べないんだろう」リッジウェイは言って、コーラが何か言うのを待った。ここしばらく、彼の発言にコーラが高い声で言い返すというのが習慣になっていた。互いにそのことを意識していた。

総コメント数:1 投稿日時:2018-07-28 06:33:29

P.251 の気になるフレーズ

リッジウェイはその少年の、一風変わった感性の鋭さに動かされた。ふっくらとした顔に輝く瞳は、狂暴であると同時に凪いでいた。同類だ、と彼は思った。自分に似ていると。リッジウェイはホーマーを五ドルで買い受け、翌日には解放証書を作成した。

総コメント数:1 投稿日時:2018-07-28 06:40:26

P.252 の気になるフレーズ

ホーマーは夜ごと細心の注意を払って彼のちいさな鞄をあけると、ひと組の手枷を取り出した。そして運転席に自分を縛り付け、鍵をポケットに入れてから目を閉じた。
リッジウェイはコーラの視線に気づき、「ああやってないと、眠れないらしい」と言った。

総コメント数:1 投稿日時:2018-07-28 06:45:05

P.273 の気になるフレーズ

「あれの勤務時間が終わりかけるころ、おれたちはあれを工場で捕まえた。(中略)最初はたいした騒ぎじゃなかった。逃亡奴隷がまたひとり捕まっただけだ。だがやがて噂が広まった。シーザーは幼い少年を殺した罪で指名手配を――」
「幼くはなかった」コーラが言った。
リッジウェイは肩をすくめた。「連中は刑務所まで押し入ってきたさ。群保安官が扉をあけてやった。正直言って、そう劇的な場面ってわけでもなかったな。ひとびとが刑務所に押し入り、あれの身体をばらばらに引き裂いた。学校や金曜日の戒めを守る、サウス・カロライナの慎み深いひとびとがだ」

総コメント数:1 投稿日時:2018-07-29 07:36:23

P.281 の気になるフレーズ

銃を手にした黒人を見るのは初めてだった。

総コメント数:1 投稿日時:2018-07-29 07:38:51

P.293 の気になるフレーズ

逃亡はあまりに法外な企てだった。頭に落ち着くまでにしばらくかかり、さらに裏や表に返してみなければならない。

総コメント数:1 投稿日時:2018-07-29 07:44:04

P.319 の気になるフレーズ

ランダー氏の話は聖職写の説教に近く、奴隷という軛から抜け出したあとで、自己の目的を探す際に陥りがちな矛盾について語られた。自由状態における多様な挫折。

総コメント数:1 投稿日時:2018-07-29 07:51:17

P.339 の気になるフレーズ

この友人がふくよかで幸福そうにしているのを見ると、コーラの心はあたたかくなった。コーラを助けたひとの多くが破滅的な最後を迎えたのだから。少なくともこのひとだけは、コーラのせいで死ぬことはなかった。

総コメント数:1 投稿日時:2018-07-30 05:39:36

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