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ゾマーさんのこと の読書会ページ

ゾマーさんのこと(9784163136202)

ゾマーさんのこと

著者:Süskind,Patrick,1949- 池内,紀,1940-2019

出版社:文芸春秋 (199211)

ISBN-10:4163136207

ISBN-13:9784163136202

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P.34の気になるフレーズ

「いいか、よく覚えておくんだ、紋切型のセリフってものは、さんざっぱら使い古されて、意味がとっくにすり切れている。」(中略)「たとえば<お茶はいかがです、とてもからだに良いですよ>とか、<先生、わが家の病人の容態はどうでしょう。なおるでしょうか>なんてことばと同じで、ひたすら愚かしくて、無意味きわまる。紋切型のセリフは下手な小説や、ばかげたアメリカ映画におなじみだ、心から出たことばじゃない。だから、いいな、けっして使わないように。おまえたちの口から聞くのは、まっぴらごめんだよ!」

総コメント数:4 投稿日時:2017-06-16 19:40:16

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気になるフレーズへのコメント

1

面白い家訓

「ゾマーさんのこと」これすごく面白いです。「紋切型の小説」ではないです。

投稿者:kukka55 投稿日時:2017-06-16 19:40:16

2

父反省?

このセリフは、ゾマーさんではなく、主人公の父が言った言葉だったんですね。
このようなことを言っていた父が紋切型のセリフをゾマーさんに言って、
ちょっとずれたところで反省しているところが面白いです。

投稿者:goodbook 投稿日時:2017-06-26 05:26:51

3

読まはったんですね!

そう!この競馬マニアのお父さん(でもお金はかけていないみたいですよね?)、なかなかユニークな人ですね~。

投稿者:kukka55 投稿日時:2017-06-26 07:54:23

4

はい、読みました

あと、P.102を見ると、
お父さんは、結構根に持つタイプかもしれませんね。
好意でやろうとしたことを断られると、
そういう態度をとってしまうものなのかもしれませんが。

投稿者:goodbook 投稿日時:2017-06-27 05:45:00