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ゾマーさんのこと の読書会ページ

ゾマーさんのこと(9784163136202)

ゾマーさんのこと

著者:Süskind,Patrick,1949- 池内,紀,1940-2019

出版社:文芸春秋 (199211)

ISBN-10:4163136207

ISBN-13:9784163136202

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P.18の気になるフレーズ

雪が舞い落ちようと雹が降ろうと、嵐であろうと土砂降りの雨であろうと、太陽が照りつけていようと、ハリケーンが襲ってこようと、ゾマーさんはいつも歩いていた。

総コメント数:3 投稿日時:2017-06-27 05:58:38

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気になるフレーズへのコメント

1

なぜかわからない

なぜ歩き続けていたのでしょうか。
やはり、主人公の母が言うように、病気の影響なのでしょうか。
そんな簡単な問題ではないような気がしますが…。
なぞです。

投稿者:goodbook 投稿日時:2017-06-27 05:58:38

2

ゾマーさんの人生について

著者はこのゾマーさんの人生を描くことで、
何を伝えたかったんだろう?

ゾマーさんのただただ歩き続けている姿は
何が目的なんだろう?
と疑問を抱かせる。
目的があるのか、ないのか、よくわからない。

でもこの疑問は
脇目も振らず、ゆとりもなく働き続ける現在の人間の姿に
重なるような気がしました。

そう考えると、
ゾマーさんのことを変な人扱いしているけど、
自分もそんなに変わらないのかもと思いました。

投稿者:goodbook 投稿日時:2017-06-30 05:18:53

3

フィルターなしで物を見ていた頃

私にはこの本は周りの大人たちのようにゾマーさんのことを自分の言葉で把握したり、名付けたりしようとせずにただありのままのゾマーさんを見ているこの主人公の視線の在り方、いわば子供の目線が描かれている気がしました。
主人公がゾマーさんが入水して行く様を騒ぎも嘆きも、憐れみもせずにただじっと見ている場面を読んで特にそう感じました。
そして自分自身の子供時代、何のフィルターにも通さずに見ていた風景を思い出しました。

投稿者:kukka55 投稿日時:2017-07-12 12:20:33