マチネの終わりに の読書会ページ
マチネの終わりに 著者:平野,啓一郎,1975- 出版社:文藝春秋 (201906) ISBN-10:4167912902 ISBN-13:9784167912901
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意見、感想、コメントなど
P.390の気になるフレーズ
とにかく、どんな方法でもいいから、彼の側に居続けたいと思ってました。たとえそれが、人として間違っているとしても。──正しく活きることが、わたしの人生の目的じゃないんです。わたしの人生の目的は、夫なんです!……だから、お願いします。今日はコンサートには来ないでください。(中略)
彼女の振り回す短慮が、切れ味の悪い刃物のように自分を傷つけてゆくのを、黙って許していた。
総コメント数:1 投稿日時:2019-12-24 19:24:50
気になるフレーズへのコメント
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切れ味の悪い刃物 こういう、オリジナリティーのある表現にぶつかると作家ってやっぱりすごいなぁって思います。でも、ほんとこの三谷早苗という女性が…。フィクションだからこそ、モームの小説みたいに、もうちょっと複雑で魅力のある女性にして欲しかったなぁ…って思います。 投稿者:kukka55 投稿日時:2019-12-24 19:24:50 |