馬鹿たちの学校 の読書会ページ
馬鹿たちの学校 著者:Sokolov,Sasha,1943- 東海,晃久 出版社:河出書房新社 (201012) ISBN-10:4309205534 ISBN-13:9784309205533
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P.8の気になるフレーズ
同僚のパヴロフがいい例さ。彼は生理学者で、色んな動物実験をし、自転車によく乗っていたんだ。(中略)犬はベルの音で食事を貰うのに慣れると、パヴロフが餌をやらずにベルを鳴らすだけで、もう犬たちは興奮して涎を垂らしたとある――とにかく驚きだよ。パヴロフには自転車があって、アカデミー会員でもあるような学者が自転車によく乗っていたのさ。(中略)ハンドルについてるベルなんか、まるで実験の時のとそっくりさ。それに、パヴロフの長くて白い顎鬚は、あの僕らのダーチャ集落に昔住んでいた、いや、ひょっとして今も住んでるのかな、ミヘーエフにそっくりなのさ。
総コメント数:1 投稿日時:2019-06-08 10:45:23
気になるフレーズへのコメント
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パヴロフの犬 「パヴロフの犬」。これ自体がある状態を示す言葉になっているくらい有名な実験。実際パヴロフがよく自転車に乗っていたのかどうかわかりませんが、そのベルを使って連想ゲームのように虚構の世界へとつなげていくところが面白いと思いました。 投稿者:kukka55 投稿日時:2019-06-08 10:45:23 |