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プリズン・ブック・クラブーーコリンズ・ベイ刑務所読書会の一年 の読書会ページ

プリズン・ブック・クラブーーコリンズ・ベイ刑務所読書会の一年(9784314011426)

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プリズン・ブック・クラブーーコリンズ・ベイ刑務所読書会の一年

著者:アン・ウォームズリー/向井和美

出版社:紀伊國屋書店 (2016年08月29日頃)

ISBN-10:4314011424

ISBN-13:9784314011426

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P.284 の気になるフレーズ

わたしはピーターに日記帳を渡し、読書会の本やダフィー教授の推薦図書を読んだら、感想を記録しておくよう勧めた。翌日の一月二七日、彼はさっそく書きはじめ、まずは、わたしにどこまでさらけだすべきか案じていた。「アンを信用していいのだろうか?もっと大事なのは、彼女の求めに応じるべきなのかということだが……まあ、鉛筆と紙があって、書くのを阻むものはないんだから、答えはイエスだろう。自分がどこまで書けるか見てみたいし、楽しみだ」。最後はサインで締めくくってあった。

総コメント数:1 投稿日時:2016-12-01 06:19:44

P.303 の気になるフレーズ

わたし自身もニュース雑誌の記者として訓練を受けてきたため、個人的な見解をはさまず事実だけを伝えることに慣れてしまっていた。けれども、読書会でメンバーたちがそれぞれ自分の考えを口にし、互いの意見を聞いて、ときには見かたを変えていくのを目の当たりにするうち、いつのまにか、わたし自身もみずからの考えを突きつめて、意見として表明できるようになりつつあった。そして、そんな自分が嫌いではなかった。

総コメント数:1 投稿日時:2016-12-02 05:37:55

P.320 の気になるフレーズ

ベンの日記には、『ポーラ』のなかで、チャルロがポーラを洗脳する場面が数ページにわたって書き写してあった。その一節をベンが読み上げた。おまえはアル中でばかだから子どもの面倒をみる柄じゃない、とチャルロに言われたのをポーラが思い出す場面だ。「チャルロがポーラをだめにしちまったんだ」。ベンはそう言って顔を上げ、わたしを見た。

総コメント数:1 投稿日時:2016-12-03 07:00:31

P.340 の気になるフレーズ

なにかしでかして罪悪感を抱いたとしたら、それはすでに報いを受けているってことさ

総コメント数:1 投稿日時:2016-12-05 06:18:37

P.356 の気になるフレーズ

彼は日記を書くことで、周囲の自然に目を向けるようになった。そのうえ、作家さながらの深い考えもみせている。

総コメント数:1 投稿日時:2016-12-07 05:52:50

P.400 の気になるフレーズ

施設に移ってきたとき、レナータという名の職員がちょうど読書会を立ち上げるべく本葬していた。彼女は、地元図書館が主催する読書会に参加するつもりだったが、順番待ちリストに業を煮やし、上司を説得して、仮釈放者たちと読書会を始めることにしたのだ。

総コメント数:1 投稿日時:2016-12-09 06:36:35

P.405 の気になるフレーズ

そして、数か月後には、「生きている本(ヒューマンブック)」のひとりとして、〈ヒューマンライブラリー〉というプロジェクトにも参加する。これは、ひとりの人間を一冊の本に見立て、図書館を訪れた人にひとりひとりの“本”と語り合ってもらうことで、外見や肩書への固定観念を取り払おうという試みだ。

総コメント数:1 投稿日時:2016-12-09 06:27:31

P.422 の気になるフレーズ

彼らの読書会には切実な思いが詰まっているし、あの場では、彼ら自身の人生やわたしの人生を変えるようなことさえ起こりうるからだ。彼らの言葉の少なくともひとつは、これから先もずっとわたしとともにあるにちがいない。

総コメント数:1 投稿日時:2016-12-12 06:35:04

P.434 の気になるフレーズ

本を読むことは、ただその世界に没頭して楽しむだけが目的ではない。わたしたち自身の人生に引き寄せて考えなければあまり意味がない。作品を語ることが自分たちの人生を語ることにつながるからこそおもしろいのだ。

総コメント数:1 投稿日時:2016-12-13 06:49:45

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