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鏡の前のチェス盤 の読書会ページ

鏡の前のチェス盤(9784334753573)

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鏡の前のチェス盤

著者:ボンテンペッリ/橋本勝雄

出版社:光文社 (2017年07月11日頃)

ISBN-10:4334753574

ISBN-13:9784334753573

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P.55 の気になるフレーズ

「こうして無駄になにもしないで、ただ生きているだけで飽きたりしないの?」と尋ねた。
「たまにはね。でも、みんな自分をとても誇りに思っていて、それぞれの相手、つまり向こう側の人間のことをある意味で見下している。そして、鏡が割れるんじゃないかといつも気にしている」

総コメント数:1 投稿日時:2017-10-09 06:38:13

P.66 の気になるフレーズ

「疲れもしないし、ちっとも痛いとも感じない。だから面白くないのさ」

総コメント数:1 投稿日時:2017-10-09 06:43:55

P.82 の気になるフレーズ

おれはマネキンだから、とびきりのものなんだ。なにしろ、マネキンみたいになろうと男も女も手本にするくらい完璧なものなんだから。

総コメント数:1 投稿日時:2017-10-09 06:48:12

P.114 の気になるフレーズ

「だって、鏡がもし割れてしまったなら、ぼくはもうあの部屋に、あの家に、あの世界に戻れないんですよ。お願いです、どうか助けてください」と叫んだ。
「きみの言っている意味がわたしは分からないな。こちら側にいても、あちら側にいても、それは同じことではないのか?」と王さまは答えた。

総コメント数:1 投稿日時:2017-10-09 06:56:12

P.129 の気になるフレーズ

芸術作品は作者から独立した存在であり、著者は無名であるべき

総コメント数:1 投稿日時:2017-10-09 06:58:56

P.152 の気になるフレーズ

人形やロボットが人間らしく描かれ人間が自動機械と化す逆説的状況は、『鏡の前のチェス盤』でマネキンが自分を王さまだと名乗るシーンにもつながる。ボンテンペッリは、現実と鏡像のように人間と模造人間を対比させ、ときには喜劇を、ときには悲劇を作り出している。

総コメント数:1 投稿日時:2017-10-09 07:11:59

P.162 の気になるフレーズ

子供が笑うたび、暮らしのなかに幸せの光がひとつ灯り、将来が明るく思われ、心に善意が呼び覚まされる。お説教や長ったらしい演説や、なによりも口先だけの話なんかより、そのほうがずっといい。

総コメント数:1 投稿日時:2017-10-09 07:23:18