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読書の腕前 著者:岡崎武志 出版社:光文社 (2014年10月09日頃) ISBN-10:4334786618 ISBN-13:9784334786618
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P.251の気になるフレーズ
文学の海を抜き手を切って泳ぐように読みはじめると、ときに名作と言われる作品でも、どこがいいのか理解できないものにぶつかる。自分は文学に向いていないのだろうか、と自信を失うこともあった。
そんなときは、いつも庄野潤三に帰っていく。すると、「ああ、これだ」「これだ、これでいいのだ」と納得する。間違いなく、これはどう考えてもいい、としか言いようのない世界がそこにあった。こんなに強いことがあるだろうか。背伸びして挑戦した文学に、手をひねられて惨敗したときも、庄野潤三という力強い味方がついている――そのことが私を勇気づけた。
庄野潤三、それは私にとって「読書の水準器」だ。
総コメント数:1 投稿日時:2019-07-11 06:08:23
気になるフレーズへのコメント
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読書の水準器
このフレーズ、ちょっとうらやましく思ったので、 投稿者:goodbook 投稿日時:2019-07-11 06:08:23 |