噓の木 の読書会ページ
噓の木 著者:Hardinge,Frances 児玉,敦子 出版社:東京創元社 (201710) ISBN-10:4488010733 ISBN-13:9784488010737
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P.141の気になるフレーズ
ベッドサイドのテーブルには、家庭用の大きな黒い聖書がのっている。フェイスはこれまでに何度も、うしろの白紙のページに記された家族の誕生と死と結婚の記録に目を通してきた。弟たちの名前は命日とともに記録されている。こんどはそこにエラスムス・サンダリーの名が加わる。またひとり、ちっぽけな人間の命がハエのように聖書のページにはさまれて押しつぶされるのだ。
総コメント数:2 投稿日時:2018-06-09 10:18:56
気になるフレーズへのコメント
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祖父の過去帳 熱心な仏教徒で96歳まで生きた祖父は、家族や戦友など何人もの人を見送り、その度に過去帳に命日を記していました。毛筆で書かれた沢山の知らない人の名前や戒名を見ていると何とも言えない気持ちになったことを「ちっぽけな――」の下りを読んで思い出しました。 投稿者:kukka55 投稿日時:2018-06-09 10:18:56 |
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ちっぽけな命
ちっぽけな人間の命と言われると、確かにそうだと思いますし、 投稿者:goodbook 投稿日時:2018-06-11 06:01:31 |