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数学〈超・超絶〉難問 の読書会ページ

数学〈超・超絶〉難問(9784534055163)

数学〈超・超絶〉難問

著者:小野田,博一

出版社:日本実業出版社 (201708)

ISBN-10:4534055161

ISBN-13:9784534055163

意見、感想、コメントなど

問題解答の投稿一覧

この本の問題に解答する

P.13の問題番号「Q2」 に対する解答

P.14の解答とほぼ変わりませんが、一応補足メモ。

関数f(x)の無限級数展開におけるx^nの係数a_nは、
 f(x)のn階微分してx=0と置いたものをn!で割ったもの
となることを利用することもできる。 

投稿者:goodbook 投稿日時:2017-08-19 02:00:49

P.17の問題番号「Q3」 に対する解答

p.18とは別の方針による解法。

3つの箱をA,B,Cと区別し、その中に入る玉の数をそれぞれa,b,cとしたとき、
 a ≦ b ≦ c
に制限して考える。

その上で、a = k とすると、b,cへの分配の仕方は、
 [ ( n - k ) / 2 ] + 1 - k … (1)
となる。
ここで、[] はガウス記号で、[]の中の数を超えない最大の整数を表す。

(1)の式は、まず、(n - k)個の玉をb,cの2つに分割する方法として
 (b,c) → (0,n-k), (1, n-k-1), (2, n-k-2),…,(n-k,0)
のケースが考えられるが、
b ≦ cを考慮すると、その約半分である
[ ( n - k ) / 2 ] + 1 個のケースがb ≦ cを満たすことが分かる。
さらに、a = k ≦ b も考慮すると、
 (b,c) → (0,n-k), (1, n-k-1), …, (k-1, n-k-(k-1))
のk個のケースはk ≦ b を満たさないので、この分は取り除き、
結局、(1)式の分配数が得られる。

最後に、a = k は0から[n/3]個までの値をとることができるので、
(1)をkについて、0から[n/3]個まで足し上げることで、
この問題の解が得られる。

投稿者:goodbook 投稿日時:2017-09-02 05:51:02

P.18の問題番号「Q3」 に対する解答

p.18の解説に少し不足を感じたので補足。

箱を区別する場合
①箱3つに入る玉の数が全て異なるケース → 6通りの同じ状態がある
②箱2つに入る玉の数が同じケース → 3通りの同じ状態がある
③箱3つに入る玉の数が全て同じケース → 1通りしかない

これを踏まえて、
「箱を区別する場合」の分配の仕方を①②③のケースに分け、
 ①/6 + ②/3 + ③
をすることで、「箱を区別しない場合」の分配の仕方を計算する。

そういう方針で考えているようです。

投稿者:goodbook 投稿日時:2017-09-02 05:19:51

P.23の問題番号「Q5」 に対する解答

p.24の解法がきれいですが、
ちょっと泥臭い方法もあったので、一応メモ。

①まず、「狐は互いに隣り合わない」ということなので、
 これから、「狐の左隣りは常に鴨が座る」
 つまり、「狐1匹につき、椅子を2席確保する」と考える。

②このとき、椅子を1から12まで右から左に横並びに並べると、
 狐がN匹の場合の席の決め方は、
 「(12-N)個の中から、N個を選ぶ数」となる。

③ただ、今回椅子は横並びではなく、
 円卓の周りにならべられている。
 これを考慮すると、②の計算では、
 狐が12番目の席に座る場合が数えられていないことが分かる。
 なので、12番目の席に狐が座っている場合、
 残りの(N-1)匹の狐の席の決め方は、
 「(12-N-1)個の中から、(N-1)個を選ぶ数」となる。

④②と③の計算をN=0から6まで行い、すべて加えると、この問題の解となる。

投稿者:goodbook 投稿日時:2017-09-09 06:33:09

P.25の問題番号「Q6」 に対する解答

いくつかの問題について、P.26-27と違う計算をしたので、メモ。

③ヴァンデルモントのたたみ込み
→これは、2項展開の係数比較で出せます。

④上の指標に関する和、⑤並行和
→数学的帰納法で解けます。
※p.26の「★なお、④も⑤も、②を使った式変形のみで導くことをできます…」とあるのは、このことだと思う。

投稿者:goodbook 投稿日時:2017-09-12 05:34:48

P.29の問題番号「Q7」 に対する解答

p.30の解答より比較的簡単と思われる解法を見つけたので、メモ。

p.25 Q6の②加法公式と、(n 0) = (n-1 0) (←括弧の中身は縦書き)
を利用して、整理すると、(-1)^m (n-1 m)の項のみが残る。

投稿者:goodbook 投稿日時:2017-09-14 05:46:13

P.33の問題番号「Q9」 に対する解答

(2)の問題のp.34で解説されているものとは別解答(ヒントのみ)。

①変数変換 k' = m - n - k を行い、
 (n+k' n)のk'についての和とk'(n+k' n)のk'についての和に分ける。
②Q6(p.25)の⑤並行和の式とQ9の(1)の解を利用して、整理すると解が得られる。

投稿者:goodbook 投稿日時:2017-09-20 05:46:54