刑務所の読書クラブ : 教授が囚人たちと10の古典文学を読んだら の読書会ページ
刑務所の読書クラブ : 教授が囚人たちと10の古典文学を読んだら 著者:Brottman,Mikita,1966- 川添,節子 出版社:原書房 (201712) ISBN-10:4562054654 ISBN-13:9784562054657
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P.53の気になるフレーズ
「最初は、そうだな、五年から七年目くらいまでは、前の暮らしのことを考えるんだ。若ければ、女やセックス、酒を飲んで馬鹿騒ぎってとこだろう。夢に見るのはそういうことだ。だが、七年もたてばそういうことはあまり考えなくなって、今度は友だちとか家族が恋しくなる。とくに誰も訪ねてこなくなったり、本人が老いを感じるようになったらそうなるだろうな。そして、ここでの暮らしが十五年くらいになれば、食べ物が最優先事項になる。ずっとそのことばかりを考えるようになるんだ。夢にも出てくる。ここに長くいる僕のような人間は、テレビで料理番組を見るのを楽しみにしている。もう忘れてしまった料理を思い出すんだ。どんな味だったっけ、ってな」
総コメント数:1 投稿日時:2018-03-20 07:11:11
気になるフレーズへのコメント
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受刑者の心理
刑務所に長くいると、こういう心理の変化があるのですね。 投稿者:goodbook 投稿日時:2018-03-20 07:11:11 |