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NO. 00036147 DATE 2024 03 29

「じゃりン子チエ」という生き方 の読書会ページ

「じゃりン子チエ」という生き方(9784575288322)

「じゃりン子チエ」という生き方

著者:長尾剛

出版社: (1998-05-15)

ISBN-10:4575288322

ISBN-13:9784575288322

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P.38 の気になるフレーズ

おジイはんの回想によると、花井はテツの小学校時代、「テツみたいな奴は他にまかせられんゆうて、六年間も担任してくれた」(第9巻p128)という。さぞかし「子どもとの真剣勝負」と表してよいほどの、まっ正面からのぶつかりあいだったのだろう(そうした教育方法を避け続けてきたおジイはんが、テツをどれほど愛していようとテツの尊敬心を得られないのは、だから当然のことなのだ)。

総コメント数:1 投稿日時:2017-09-22 06:35:47

P.47 の気になるフレーズ

「よい子」とは文字どおり「子」であり、つまりは、おとなにとって目下の存在、保護すべき存在、要するに「おとなが優位の立場で臨める存在」なのである。おとなが余裕をもって頭をなでてやれる者。もっとはっきりいってしまえば、「子」とは、おとなにとって“御しやすい存在”でなければならないのだ。

総コメント数:1 投稿日時:2017-09-22 06:44:37

P.140 の気になるフレーズ

優れた能力のある者が、その力を思う存分に発揮できる世界。それでいて、能力による格差だけで幸福の格差が決まらない世界。能力のある者が、それに見合った高潔な人間性を備えている世界。――『じゃりン子チエ』の世界はそうした世界であり、そうした世界は、真に健全な人間社会として、われわれが理想と感じる世界ではないだろうか。
だから『じゃりン子チエ』の世界で誠実に生きているすべての登場人物を、われわれは好きなのだ。そしてチエやヒラメに明るい未来があることを、願わずにいられないのである。

総コメント数:1 投稿日時:2017-09-25 05:23:32

P.185 の気になるフレーズ

「ほんまの友達は、ええとこも悪いとこも丸がかえにつき合う気やないと、やっていけんのじゃ」

総コメント数:1 投稿日時:2017-09-25 05:40:30