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NO. 00025295 DATE 2024 04 20

ラヴェル の読書会ページ

ラヴェル(9784622073321)

ラヴェル

著者:Echenoz,Jean 関口,涼子,1970-

出版社:みすず書房 (200710)

ISBN-10:4622073323

ISBN-13:9784622073321

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P.99の気になるフレーズ

ガリミール四重奏団がパリにやってきたのを好機として、プロデューサーのカネッティはポリドール社にラヴェルの『弦楽四重奏』を録音するように提案した。カネッティはラヴェルに、録音現場にスーパーバイザーとして来ていただければ光栄だと伝える。よろしい、とラヴェルは言う、行きましょう。調整室におさまり、指揮をしようとはせず録音に立ち会う。(中略)終わった後で、演奏家が楽器をケースにしまい、自分の身をコートにしまっている間に、ラヴェルはカネッティの方に向いて言う。とても良かった、本当に良かった、作曲家の名前をもう一度教えてください。このエピソードを必ず信じる義務はない。

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-23 05:41:06

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気になるフレーズへのコメント

1

自分のことを客観的に捉えること

自己の後遺症が如実に表れていますね。

このエピソードで気になったのは
ラヴェルが自分の曲を客観的に聴いて『とても良かった、本当に良かった』と
感じているところ。
自分のものを純粋に客観的にいいと思えることってあまりないかも。

投稿者:goodbook 投稿日時:2019-08-23 05:41:06