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独り居の日記 新装版 の読書会ページ

独り居の日記 新装版(9784622085584)

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独り居の日記 新装版

著者:メイ・サートン/武田尚子

出版社:みすず書房 (2016年09月02日頃)

ISBN-10:4622085585

ISBN-13:9784622085584

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P.37の気になるフレーズ

 自然の中で、人間のほかに、絶望を感じるものがあるのだろうか?罠に足をはさまれた動物は、絶望するようには見えない。生きのびようとのあがきで忙しすぎる。それは一種の静止した、強烈な待望のなかに閉じこめられている。ではこれがカギなのだろうか?生存のために忙しくあがくことが。いや木に見習うことだ。回復するために失うことを学ぶのだ。何ひとつ、たとえば痛み、それも心の痛みさえ、同じものとしてはとどまらないことを思い出すことだ。佇みつくし、すべてを過ぎ去らせてるのだ。流れに身をゆだねるのだ。

総コメント数:4 投稿日時:2019-07-04 12:29:01

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気になるフレーズへのコメント

1

心の痛み

「心の痛みさえ、同じものとしてはとどまらないことを思い出すこと」
だからこそ、どんなつらい経験をしても意外と生きていけるものなんでしょうけど、その変化が寂しくもあります。そう思うと、どんな感情にも、それが鮮やかなうちは、どっぷり浸かれば良いのかなとも思います。

投稿者:kukka55 投稿日時:2019-07-04 12:29:01

2

佇みつくし

このフレーズの中で、『佇みつくし』という言葉に惹かれました。
ただ『佇む』だけではなく、『つくす』こと。
考えること、知ること、感じることなどなど、
この『佇みつくし』の中に、生きていく上で大切な
いろいろな行為がふくまれている感じがします。

投稿者:goodbook 投稿日時:2019-07-05 05:09:51

3

そうですね

「佇みつくす」って確かに私もこの本で読んだのが初めてです。「我に返る」って言いますけど、日々、心や身体を動かしていても、どこか自分の中に佇んでいる部分を残しておいて、バランスが崩れてきたらそこに帰る場所にしたいなと思いました。あ、でも「かえる」の漢字違いますね。

投稿者:kukka55 投稿日時:2019-07-06 08:09:27

4

あがいてみること

このフレーズを改めて本で読みましたが、やっぱり気になりましたね。
でも、以前とはちょっと違う観点でかも。

自分はちょっと「あがく」と言う言葉に惹かれるというか、
最終的には「流れに身をゆだねる」ということになるとしても、
やっぱりちょっとは「あがいてみる」ということはしていきたいなと
思いました。

投稿者:goodbook 投稿日時:2019-11-29 06:00:29