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独り居の日記 新装版 の読書会ページ

独り居の日記 新装版(9784622085584)

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独り居の日記 新装版

著者:メイ・サートン/武田尚子

出版社:みすず書房 (2016年09月02日)

ISBN-10:4622085585

ISBN-13:9784622085584

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P.37 の気になるフレーズ

 自然の中で、人間のほかに、絶望を感じるものがあるのだろうか?罠に足をはさまれた動物は、絶望するようには見えない。生きのびようとのあがきで忙しすぎる。それは一種の静止した、強烈な待望のなかに閉じこめられている。ではこれがカギなのだろうか?生存のために忙しくあがくことが。いや木に見習うことだ。回復するために失うことを学ぶのだ。何ひとつ、たとえば痛み、それも心の痛みさえ、同じものとしてはとどまらないことを思い出すことだ。佇みつくし、すべてを過ぎ去らせてるのだ。流れに身をゆだねるのだ。

総コメント数:4 投稿日時:2019-07-04 12:29:01

P.44 の気になるフレーズ

ときどき私は暗くなってから散歩に出かける。そしてわが家に灯がともされて、生き生きとみえるとき、私がここに住んでいることにはかけがえのない価値がある、と感じる。

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-01 07:02:41

P.45 の気になるフレーズ

 私が無期限で独房に入っていたとしたら、そして私が書いたものを読む人は一人もないと知ったとしたら、詩を書きはするだろうが小説は書かないだろうと、よく私は考えたものだ。なぜだろう?それはおそらく、詩は主として自分との対話であるのに、小説は他者との対話だからではないかと思う。

総コメント数:2 投稿日時:2019-07-04 12:34:38

P.65 の気になるフレーズ

おそらく“一点指向”は、女には男にとってよりむずかしい。家事や家族の雑用をこえて、彼らがしたいことを行うための空間を作り出すことは、女にとってのほうがよほどむずかしい。女の生活はこまぎれである(後略)

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-01 07:27:40

P.65 の気になるフレーズ

 私の父は、理論的にはフェミニストだったけれど、事柄がこまごました日常の些事におよぶと、いうまでもなく妻がすべてをとりしきることを期待していた。

総コメント数:3 投稿日時:2019-07-04 12:40:36

P.67 の気になるフレーズ

 何年ものあいだ、私は地下室に入れられたプラントや球根が、白い芽を出しはするがついにはしなびてしまうという、まことにつらいイメージを心の中に持ち歩いていた。今このイメージを点検するときがきた。今まで、それは熟考するにはおぞましすぎるので、私をひるませ、背を向けさせ、埋めさせてきたのだけれど。

総コメント数:1 投稿日時:2019-07-04 12:44:45

P.75 の気になるフレーズ

 ヴァージニア・ウルフの『ある作家の日記』(A Writer's Journal)には自分への関心が非常に大きいとしても、自己憐憫はない。

総コメント数:2 投稿日時:2019-07-10 12:39:41

P.76 の気になるフレーズ

 私が若く、ヴァージニア・ウルフをわずかに知っていたとき、私はあることを学んで驚かされた――格別に感じやすい人でも、温か味に欠けていることがあるということ。彼女はものすごく好奇心があり、質問を浴びせかけた。それは冗談まじりの、魅力のある質問で、それを訊かれた若人を、瞬間でも彼女の注意の的になったことで喜ばせた。けれども私は時として、“アメリカ青年詩人標本”として取り入れられ、小説家の代替経験の倉庫に整理されて入れられるような気がした。

総コメント数:2 投稿日時:2019-07-10 12:46:04

P.77 の気になるフレーズ

ニューヨーク・タイムズの日曜版の書評で、こてんぱんにやっつけられる。

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-01 07:37:55

P.80 の気になるフレーズ

あれは私があの小説を発表するについて、物質的な面に気をとられすぎたことへのメッセージだったと確信するようになった。私がベストセラーへの危険な希望を抱き、また今度ばかりは、批評家、つまり権威者から今までよりもよい評を得られるのではと思惑し、仕事がそれ自体で独立し、一人歩きをし始め、自分が発見した森に咲く野の花を見出した人の興奮で少数の人に見出され、心から心へと伝わってゆくことをもう一度願わなかったことへの警告だったと。

総コメント数:2 投稿日時:2019-07-10 12:58:39

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