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アーダ 上(9784152097101)

P.324 の気になるフレーズ

闇のせいで熱が上がる夜には、虎の爪痕のような痕跡を夢のカーテンに残していった。そして背景の壁には、懲罰の影(ばかげた法律上の補足説明も付いている)。こうしたすべてはただの風景であり、簡単に荷造りして「地獄」とラベルを貼り、輸送されてしまう。そしてごく稀に、何か記憶を呼び覚ますものがやってくる――

アーダ 上(9784152097101)

総コメント数:1 投稿者:kukka55 投稿日:2018-03-29 12:24:36

アーダ 上(9784152097101)

P.322 の気になるフレーズ

実に不思議なことに、子供の頃に好きだった親友や太った叔母と長い別離の後で再開すると、たちどころに、人間的な温かみのある友情がそっくりそのままよみがえるが、かつての愛人の場合は決してそういうことは起こらないものだ――全面的破壊作業で、愛情の人間的部分が非人間的情欲の埃とともにすっかり一掃されてしまうらしい。

アーダ 上(9784152097101)

総コメント数:1 投稿者:kukka55 投稿日:2018-03-29 12:17:12

アーダ 上(9784152097101)

P.299 の気になるフレーズ

ほんの短い別れでも、死後の楽園ごっこの練習みたいなものじゃない――これ、誰の言葉だったかしら?

アーダ 上(9784152097101)

総コメント数:1 投稿者:kukka55 投稿日:2018-03-29 12:05:14

アーダ 上(9784152097101)

P.284 の気になるフレーズ

言葉にうるさいアーダがかつて言ったことによれば、調べ物であれ、芸術であれ、表現以外の必要に迫られて言葉を辞書で引くのは、装飾用にいろいろな花を寄せ集めること(これには、乙女が首を傾げた図のように、多少はロマンティックなところもあるとアーダは認めた)と、別々の蝶の翅を寄せ集めてコラージュ風の絵にすること(つねに下品だし、しばしば犯罪的)との中間に位置するのだという。

アーダ 上(9784152097101)

総コメント数:1 投稿者:kukka55 投稿日:2018-03-29 11:49:50

アーダ 上(9784152097101)

P.268 の気になるフレーズ

彼女は本気で読書していたわけではなく、神経質そうに、怒ったように、ぼんやりと頁を繰っているだけで、それはたまたま例の古い名詩選だった――彼女は何時でも、本を手に取れば、どんなものであれ、水生動物がもとの小川に戻されたみたいに自然な動作で「本の淵から」するりともぐりこんで、たちまちのうちに没頭してしまうのに。

アーダ 上(9784152097101)

総コメント数:1 投稿者:kukka55 投稿日:2018-03-29 11:35:28

アーダ 上(9784152097101)

P.262 の気になるフレーズ

「思うんだが……思うんだが」と彼は言った。「人間というものは次の台詞を忘れたただの役者のようなものじゃないかな」
「そう思う人が多いって聞いたことあるわ」とアーダが言った。「それってきっと恐ろしい気分でしょうね」

アーダ 上(9784152097101)

総コメント数:1 投稿者:kukka55 投稿日:2018-03-29 11:28:15

アーダ 上(9784152097101)

P.218 の気になるフレーズ

僕たちが教わっているフランス文学の教授の説では、マルセルとアルベルチーヌの恋愛の描き方にそもそも、哲学的でそれゆえ芸術的な、由々しい欠陥があるというんだ。語り手が同性愛者で、アルベルチーヌのぽっちゃりとした頬は要するにアルベルチーヌのぽっちゃりとした尻だということを、もし読者が知っているとしたら描き方が納得できる。ところが、芸術作品を味わい尽くすために、そういうことだとか、作者の性的嗜好について読者が多少なりとも知っておくことは、前提にもならないし要求もされないとしたら、描き方がチンプンカンプンというわけだ。(中略)作者の汚れ物を調べた洗濯女もどきでないと味わえないような小説なんて、芸術的に見て失敗作だ、というのが教授の結論なのさ。

アーダ 上(9784152097101)

総コメント数:4 投稿者:kukka55 投稿日:2018-03-29 11:16:33

マーク・トウェイン ユーモア傑作選(9784779121326)

P.45 の気になるフレーズ

トウェインは一八七〇年代後半からこの作品を様々な機会で朗読し、笑いが取れることを確認していた。一八八四年から八五年にはジョージ・ワシントン・ケイブル(George Washington Cable)と組んで朗読ツアーを行っており、その際、ケイブルは妻に寄せた手紙に、トウェインが「あるインタヴュー」を読むと「聴衆から笑いが打ち寄せる波のように押し寄せた」と書いている。

マーク・トウェイン ユーモア傑作選(9784779121326)

総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2018-03-29 06:30:31

刑務所の読書クラブ : 教授が囚人たちと10の古典文学を読んだら(9784562054657)

P.275 の気になるフレーズ

「わかった、俺が教えてやろう。ここには、ハンバートみたいなやつに人生をめちゃくちゃにされた親族や恋人がいるっていうやつがたくさんいるからだよ。俺もこの本を読むのはつらかった。俺には娘が三人いる。娘がいると心配ごとが絶えないもんなんだよ」

刑務所の読書クラブ : 教授が囚人たちと10の古典文学を読んだら(9784562054657)

総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2018-03-28 05:56:42

刑務所の読書クラブ : 教授が囚人たちと10の古典文学を読んだら(9784562054657)

P.254 の気になるフレーズ

受刑者のなかには、ペットを溺愛しているが、子どもはいないし、ほしくもないという私を無情で冷たい人間だと見る者もいる。一方、私のほうは、幸せな家族という彼らの陳腐なイメージをからかう。

刑務所の読書クラブ : 教授が囚人たちと10の古典文学を読んだら(9784562054657)

総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2018-03-28 05:51:41

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