自宅で参加できる読書会
NO. 00444142 DATE 2024 04 24

Web読書会サイト「RETHAC」とは

Web上で読書会を行うサイトです。
時間も場所も選ばずにいつでもどこからでも
読書感想や意見を交換することができます。

「初めての方へ」より

登録して今すぐ参加する(無料)

本の検索

これまで紹介された気になるフレーズ

最新情報

新着記事順

新着書籍順

投稿数順

キーワードを設定して記事を絞り込む

[1]  << 前へ  301 | 302 | 303 | 304 | 305 | 306 | 307 | 308 | 309 | 310 |  次へ >>  [399]

人間の大地(9784334753146)

P.102 の気になるフレーズ

僕はあなたの持ち場であるシーツ置場を訪ねては、あなたの真向かいに座って自分の命がけの話をした。それはあなたの心を揺さぶってあなたの目を世界へ開かせるため、あるいは、あなたに道をふみはずさせるためだった。(中略)僕には教会の修道女の信仰心を揺るがすことができないように、彼女の信念を揺るがすこともできなかった。目を覆い、耳を塞いで生きている彼女の慎ましい人生をただ憐れむ他なかった……。
 だが、この夜、サハラ砂漠で、砂と星のあいだに裸同然で横たわっていた僕は、正しいのは彼女の方だと悟った。

人間の大地(9784334753146)

総コメント数:2 投稿者:kukka55 投稿日:2017-07-02 19:34:01

人間の大地(9784334753146)

P.89 の気になるフレーズ

そんな世界の中で、人間だけが孤独の塔を築いている。人間同士が測り知れないほどの距離によって互いに隔てられているとすれば、それは人間が精神を持っているからに他ならない。

人間の大地(9784334753146)

総コメント数:1 投稿者:kukka55 投稿日:2017-07-02 19:18:27

人間の大地(9784334753146)

P.85 の気になるフレーズ

道の描く曲線はどれも親切な嘘のようなものだ。その嘘に騙され、たっぷりと水を撒いた土地、果樹園、牧草地ばかりを眺めて旅してきた僕らは、牢獄のイメージをずっと美化してきた。つまり、この地球という牢獄が柔らかくて潤いのあるものだと思い込んできたのだ。

人間の大地(9784334753146)

総コメント数:2 投稿者:kukka55 投稿日:2017-07-02 19:12:26

ゾマーさんのこと(9784163136202)

P.108 の気になるフレーズ

あの人生の時期は、同じような相克と煩悶のなかで過ぎていくらしいのだ。いつも決められた何かをしなくてはならない。日々なすべきことが前もって定まっている。いつも誰かが目を光らせていて、いいつけ、要求する。こうしろ、ああしろ、忘れるな、もうすませたか、行ってきたか、どうしていまごろになって……いつも強制だ。押しつける。ぐずぐずするな、ちゃんとやれ……。ひとりのんびりさせてくれない。まったく、あのころときたら――

ゾマーさんのこと(9784163136202)

総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2017-07-01 06:18:13

ゾマーさんのこと(9784163136202)

P.92 の気になるフレーズ

自分の葬式には、どうあっても当人は死んでなくてはならない。

ゾマーさんのこと(9784163136202)

総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2017-07-01 05:56:09

ゾマーさんのこと(9784163136202)

P.70 の気になるフレーズ

兄さんはつづいて、道路規則のうちの重要ないくつかを解説してくれた。とりわけ右側通行を厳守すべし。ついては右はどちらかということにつき、簡明な定義を下した。すなわち、ハンドルにブレーキのついた側――

ゾマーさんのこと(9784163136202)

総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2017-07-01 05:50:47

ゾマーさんのこと(9784163136202)

P.23 の気になるフレーズ

ペンキ屋のシュタングルマイヤーはオートバイ、その息子はバイクに乗っていた。

ゾマーさんのこと(9784163136202)

総コメント数:3 投稿者:goodbook 投稿日:2017-07-01 05:33:55

ゾマーさんのこと(9784163136202)

P.23 の気になるフレーズ

ペンキ屋のシュタングルマイヤーはオートバイ、その息子はバイクに乗っていた。

ゾマーさんのこと(9784163136202)

総コメント数:3 投稿者:kukka55 投稿日:2017-06-30 09:31:54

人間の大地(9784334753146)

P.76 の気になるフレーズ

世間はそんな人物をとかく闘牛士やギャンブラーと同一視し、彼らが死の危険をものともしないのを褒めそやす。だが、僕に言わせれば、死を軽視するなんて笑止千万だ。実際、死を軽視するなどということは――(中略)若さの欠乏ないし過剰の証しでしかない。

人間の大地(9784334753146)

総コメント数:1 投稿者:kukka55 投稿日:2017-06-30 08:57:08

ゾマーさんのこと(9784163136202)

P.48 の気になるフレーズ

ある土曜日、奇蹟が起きた。休み時間にカロリーナは走り寄り、鼻がくっつくほど顔を近づけてこう言った。
「あんた、いつもひとりで下の村に帰るわね」
「そうだよ」
とぼくは言った。
「あんた、月曜日はあたしと帰ろう……」
それからやつぎばやに、わけを話した。(中略)カロリーナが話してるはなから、すぐに忘れていったように思う。というのは、ぼくはあのひとことに驚き、圧倒されていたからだ。
「あんた、月曜日はあたしと帰ろう!」
このひとことで十分だった。ほかに、どんなことばもいらない。

ゾマーさんのこと(9784163136202)

総コメント数:2 投稿者:kukka55 投稿日:2017-06-30 08:45:05

[1]  << 前へ  301 | 302 | 303 | 304 | 305 | 306 | 307 | 308 | 309 | 310 |  次へ >>  [399]