逆さに吊るされた男 の読書会ページ
|
逆さに吊るされた男 著者:田口,ランディ,1959- 出版社:河出書房新社 (201711) ISBN-10:4309024823 ISBN-13:9784309024820
|
意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
P.174 の気になるフレーズ
「たぶん、羽鳥さんは、教祖を、マスコミが報道しているような俗物と考えているのでしょうね。あなた方が、まったく理解していないのは、彼が宗教家であり、オウムで最も激しくシヴァ大神という存在に帰依していたという事実です。教祖が真剣に神に帰依したから、弟子も帰依して、そして救済だと信じ、あの事件は起こりました。信仰を知らない人は、そのことが想像できないと思います」 総コメント数:1 投稿日時:2018-05-23 05:54:56 |
|
P.189 の気になるフレーズ
絶対に最後まで母を看取ろうと決めた。それから、昼も夜も、ずっと母の枕元に付き添っていたんだけれど、母ったら、なかなか死なないの。結局、植物状態のまま四ヶ月も、生きたのよ。昏睡したまま三日が過ぎ、四日が過ぎたあたりから、私はだんだんむずむずしてきた。(中略)そのうち、自分は、母が死ぬのを待っているんじゃないかって、そんな気分になった。偉そうなことを言いながら一週間、もたなかった。 総コメント数:1 投稿日時:2018-05-25 06:00:44 |
|
P.195 の気になるフレーズ 面白いのよ、ニュース番組のコメンテーターたちが「日本では地下鉄サリン事件のようなテロ事件がありましたし……」って、テロの話題が出ると条件反射みたいに、オウム真理教の名を口にするの。オウムって言うときの、一段低い声の高さ、慇懃なイントネーション。あれは今も変わらない。その度に私は思うの。あなた方に何がわかるっていうの?当事者たちだって理解していない事件を、どう理解しているのよ、ってね。 総コメント数:1 投稿日時:2018-05-25 06:06:41 |
|
P.197 の気になるフレーズ
被害者感情に立って罪人は永遠に罰すべき?それとも明治時代から変わらない旧態然とした死刑制度に反対すべき? 総コメント数:1 投稿日時:2018-05-25 06:22:18 |
|
P.213 の気になるフレーズ
知っても、知っても、事件のことはなにもわからない。 総コメント数:1 投稿日時:2018-05-25 06:28:53 |