現代語訳 蜻蛉日記 の読書会ページ
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現代語訳 蜻蛉日記 著者:室生 犀星 出版社:岩波書店 (2013年08月20日頃) ISBN-10:4006022255 ISBN-13:9784006022259
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意見、感想、コメントなど
P.20の気になるフレーズ
このごろは長い間のちぎりで本邸に住んでいる時姫のところさえ、とだえがちだという噂なので、文など通わすついでがあったので、五月三、四日のころこんなお見舞いを贈ってみた。
そこにさへかるといふなる真菰草いかなる沢に根をとどむらむ
(あなたの所さえ離れているということですが、いったいあの人はどこに通っているのでしょうか)
すぐに返事が来た。
真菰草かるとは淀の沢なれや根をとどむてふ沢はそことか
(離れていったのは私の所でしょう。あの人の通っているのはあなたの所と聞いていますが)
痛い歌だった。
総コメント数:2 投稿日時:2019-06-07 18:06:06
気になるフレーズへのコメント
1 |
痛い歌 ライバルでもあり戦友でもある妻同士の短歌の交換。たしかに痛々しい。 投稿者:kukka55 投稿日時:2019-06-07 18:06:06 |
2 |
切ない話
お互い、この人には負けたくないと思っていたら、結局は別の第三者がいた。 投稿者:goodbook 投稿日時:2019-06-08 05:58:40 |