現代語訳 蜻蛉日記 の読書会ページ
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現代語訳 蜻蛉日記 著者:室生 犀星 出版社:岩波書店 (2013年08月20日頃) ISBN-10:4006022255 ISBN-13:9784006022259
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P.86の気になるフレーズ
しかしこの山道も、紅葉にはまだ早く、花も散ってしまったあとなので、とり立てていう景色の美しさもないのだが、枯れた薄だけが道端になびいているのに、私はふと心をひかれ、簾を巻き上げ、下簾を車の両側にはさんで見ると、さっと光線がはいってきて着くずれした着物の色が急にちがったように見えてきた。薄紫色の軽羅(うすもの)の裳をひっかけているのだが、腰のあたりに塵がついていて、赤茶けた朽葉にそれがよく調和して見えるのも気晴れがしたものだった。
総コメント数:1 投稿日時:2019-06-10 10:29:43
気になるフレーズへのコメント
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平安時代の美意識 「塵のついた薄紫色のスカートと枯れ葉の色が合っていて良い気分になった」って書くとすごくギャップを感じます。こういう全然違うものを見つけるのも面白いです。 投稿者:kukka55 投稿日時:2019-06-10 10:29:43 |