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NO. 00009433 DATE 2024 03 19

遠野物語remix の読書会ページ

遠野物語remix(9784046532770)

遠野物語remix

著者:京極,夏彦,1963- 柳田,国男,1875-1962

出版社:角川グループホールディングス (201304)

ISBN-10:4046532777

ISBN-13:9784046532770

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P.114の気になるフレーズ

正月十五日の晩を小正月と謂う。
この小正月の宵には、子供達が福の神になる。
福の神は四五人で群れを作り、袋を持って村の家々を回る。
戸口の前に立って、
「明けの方から福の神が舞い込んだァ」
と、口々に唱えるのである。
福の神が訪れた家は、その小さな神々に餅を渡さなければならない。子供達は餅を貰って、宵が過ぎる前に帰る。

総コメント数:1 投稿日時:2016-01-23 06:17:06

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1

各地域の風習の比較

このような風習はどこにでもありますね。
自分が住んでた田舎(北海道)でもこれに近い風習がありました。
正式名称は違うかもしれませんが、「蝋燭出せ」と言っていました。
やはり家々を回り、「蝋燭出せ、出せよ~」と歌って
蝋燭やお菓子を貰って帰るというものでした。
最近では、ハロウィンなどもこの類でしょうか。

この本で話されている風習で少し驚いたのは、
子供が福の神になるというところです。
自分の知っている「蝋燭出せ」やハロウィン、
その他これまで他の人から聞いていたこれに近い風習は
子供がお化け等のちょっと悪い方のイメージばかりでした。
しかし、この遠野の風習は子供が良いイメージの福の神になっている。

このような地域ごとの特色にふれることは非常に面白いです。

投稿者:goodbook 投稿日時:2016-01-23 06:17:06