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NO. 00000736 DATE 2018 12 11

書籍情報

パルムの僧院〈下〉 (新潮文庫)(9784102008027)

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パルムの僧院〈下〉 (新潮文庫)

大岡 昇平(翻訳) スタンダール著

出版社:新潮社 (1951-03-27)

ISBN-10:4102008020

ISBN-13:9784102008027

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P.12 の気になるフレーズ

「わたくしが永久に殿下のお国を去るのは、わたくしの甥やその他の人に死刑を宣告した、検察長官その他の汚らわしい人殺しどものことを、ききたくないからでございます。あざむかれておられぬときは丁重で才知もおありあそばす君主のおそばで、わたくしが過す最後のときを悲しいものにしない思召しでございましたら、どうぞあんな千エキュか勲章のために身を売る汚らわしい判事のことを、思い出させないようにしていただきたいものでございます」

総コメント数:5 投稿日時:2018-07-12 13:45:46

P.60 の気になるフレーズ

言葉をなさない叫び声、憤怒の発作、痙攣的動作があったが、涙は出なかった。彼女が召使を下げたのは、涙を隠すためであった。一人になればわっと泣きだすだろうと思っていた。しかし大きな苦痛に何よりも慰めである涙は、全然出てこなかった。怒り、憤激、大公に対する屈辱感が、この高慢な魂をいっぱいにしていた。

総コメント数:2 投稿日時:2018-07-12 13:58:47

P.80 の気になるフレーズ

 伯爵は絶望してサンセヴェリーナ邸を辞した。彼は公爵夫人が彼ときっぱり別れる意向であることを知った。そしてかつてこれほど恋心がつのったことはなかった。こんなことを作者が何回も繰返さなければならないのは、イタリア以外ではありえないことだからである。

総コメント数:1 投稿日時:2018-07-12 15:46:14

P.210 の気になるフレーズ

公爵夫人の性格には二つの特徴があった。彼女は一度欲したことはあくまでも欲した。また一度決めたことはけっして議論しなかった。この点について、彼女はいつも最初の夫、愛すべきピエトラネーラ将軍の言葉をひいた。《自己に対するなんという無礼だ》と彼は言っていた。《その決心をしたときよりも今の自分のほうが利口だと、どうして思うのか》

総コメント数:4 投稿日時:2018-07-13 15:24:51

P.259 の気になるフレーズ

ファブリスの方では心から親切を尽くす点で申し分はなかった。しかし彼はほかのことを考えていた。彼の単純で無垢な魂は、何もいうことを思いつかなかった。公爵夫人にはそれがわかった。それが罰であった。

総コメント数:1 投稿日時:2018-07-13 15:40:09

P.402 の気になるフレーズ

一方公爵夫人はじっとしてはいられなかった。客間の中を歩きまわり、公爵が二万フラン以上出した絵しか掛けておかない隣の画廊へ行ったりした。それらの画はその夜あまりはっきりした言葉を語りかけたので、公爵夫人の心は感動で疲れてしまった。

総コメント数:5 投稿日時:2018-07-14 09:57:39