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NO. 00022596 DATE 2024 04 28

ヒトごろし の読書会ページ

ヒトごろし(9784103396123)

ヒトごろし

著者:京極,夏彦,1963-

出版社:新潮社 (201801)

ISBN-10:4103396121

ISBN-13:9784103396123

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P.890の気になるフレーズ

「これからの戦はな、立ち合いもねえ。名乗りもしねえ。誰が誰を殺したのかも判らねえ。ただ大勢が一度に死ぬだけのもんだ。殺した方も人を殺したって気持ちは持てねえ。大砲だの鉄砲だの撃ったってだけだ。それで皆死ぬ。沢山死人が出た方が負けだ。兵隊はただの将棋の駒だよ。武勲も武功もねえ。全部が全部、成ることのねえ歩だよ」

総コメント数:1 投稿日時:2018-10-08 10:26:34

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1

戦争の近代化

戦国時代では、闘いと言えば刀、槍、弓矢なんかが主流で、鉄砲が少し入ったくらい。
そして、その闘いには、何らかのルールというか作法みたいなものがあったと言います。
でも、江戸時代を経て、幕末になると、西洋の兵器などが入ってきて、
そのルールや作法が変わってしまった。
このような時代の流れに乗れなかった、幕末の武士のことを考えると
ちょっと切ない気持ちになります。

投稿者:goodbook 投稿日時:2018-10-08 10:26:34