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NO. 00009458 DATE 2024 03 28

百年泥 = Hundred years mud の読書会ページ

百年泥 = Hundred years mud(9784103515319)

百年泥 = Hundred years mud

著者:石井,遊佳,1963-

出版社:新潮社 (201801)

ISBN-10:4103515317

ISBN-13:9784103515319

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気になるフレーズの投稿一覧

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P.17 の気になるフレーズ

この会社の重役は全員、ラッシュを避けるため飛翔によって通勤するが、それはチェンナイで暮らしはじめて以来、今では見慣れた光景になった。

総コメント数:1 投稿日時:2018-06-18 05:47:08

P.17 の気になるフレーズ

その時ちょうど前方で脱翼した人をみると副社長で、
「おはようございます」
 あいさつすると大柄な彼は私にむかって愛想よく片手を上げた。

総コメント数:1 投稿日時:2018-06-18 05:52:39

P.29 の気になるフレーズ

インドでは結婚するまで給料は全部両親に渡すものらしい。

総コメント数:1 投稿日時:2018-06-19 05:31:16

P.30 の気になるフレーズ

「昨日父とバイクの二人乗りをしていたら道端に牛が寝ており、よけそこねて顎に怪我をしたので病院に行く」
とか、
「親父が気絶した」
あるいは、
「今日、妹がピアスの穴を開ける」
というのもあった。

総コメント数:1 投稿日時:2018-06-19 05:36:59

P.38 の気になるフレーズ

すると手首とほぼ同じ太さの真紅のソーセージがぶらん、目の前にぶらさがった。すぐさま声のかぎり絶叫したから驚いて私を振り返った父が、
「ああ、蛭だ、蛭にかまれちゃったか」
すぐ私の左手を握り、根もとからぶっちぎってぽいっとかたわらに捨てた。

総コメント数:1 投稿日時:2018-06-19 05:45:08

P.54 の気になるフレーズ

「みなさんは、来世何に生まれ変わりたいですか?」
(中略)
いわく、
「母の息子に生まれ変わりたいです」
「父の息子に生まれ変わりたいです」
あるいは、
「弟の兄に生まれ変わりたいです」
なんのためらいもなく、誰もが異口同音にそう答えたのだ。

総コメント数:1 投稿日時:2018-06-19 05:59:16

P.87 の気になるフレーズ

この件にかんし、典型的なインド映画など想像してはならない。彼らの話をあくまで一例としてここに紹介すれば、インドでも小学校、中学校までは男子と女子が通常の会話を交わすものの、高校からはそんな雰囲気は消えうせ、万が一校内で男子と女子が会話など交わせば先生に厳しく叱責される。

総コメント数:1 投稿日時:2018-06-20 05:18:31

P.96 の気になるフレーズ

駆け落ちは家族全員の顔に泥を塗る行為ですから、駆け落ち者を出した家は村じゅうから除け者にされ、道で会っても誰もが顔をそむけ、親類は口もきいてくれなくなり、村の重要な集会や結婚式にも呼ばれなくなります。子どもを親に従わせることは当然のことで、それすらできない親はありとあらゆる不幸を呼びよせる不吉な存在だと、昔から信じられているからです。そのため駆け落ち先まで親兄弟が追ってきて相手ともども本人を殺害する事件が今も後を絶たず、それらはすべて〈名誉殺人〉という名で呼ばれ、加害者が罪に問われることは稀でした。

総コメント数:1 投稿日時:2018-06-20 05:42:14

P.96 の気になるフレーズ

母が生まれたとき、それはたいへんな難産だったそうですが、生まれるやいなや女児だというので、取りあげた産婆がそのまま窓の外へなげすてました。インドではめずらしいことではありません。(中略)息子は一家の稼ぎ手になりますが、娘は親の面倒を見られないばかりか嫁ぐ際には多額の持参金を支払わなければならないことなどが女児の疎まれる理由です。

総コメント数:1 投稿日時:2018-06-20 05:49:28

P.101 の気になるフレーズ

『礼にこれをやる。これは俺が今まで長年大事にしていた宝物だ。お前は俺の宝物を助けてくれたから、俺は一番大事な宝物をやる』

総コメント数:1 投稿日時:2018-06-20 05:56:55