吃音 : 伝えられないもどかしさ の読書会ページ
吃音 : 伝えられないもどかしさ 著者:近藤,雄生 出版社:新潮社 (201901) ISBN-10:4103522615 ISBN-13:9784103522614
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意見、感想、コメントなど
気になるフレーズの投稿一覧
P.160 の気になるフレーズ すらりとした端正な姿が印象的だった彼女は、小学一年生の息子・晴渡に吃音があるのだと言った。 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-06 06:58:34 |
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P.175 の気になるフレーズ 晴渡が小学校に入学する前に、私は言ってしまったことがあったんです。『学校でまねされたり、馬鹿にされたりするかもしれない』と。晴渡が突然ショックを受けたりしないように、また、一緒に乗り越えていこうというつもりで言ったのですが、それがかえって晴渡自身に吃音を意識させ、苦しめていたのだろうことがあとになってわかりました。後に晴渡は私にこう言ったんです。『ママから、学校で馬鹿にされるかもしれないって聞く前は、そういう風には思ってなかった』と 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-06 13:47:41 |
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P.206 の気になるフレーズ スピードや効率ばかりが重視される現代は、大人も子どもも誰もが、待つことができなくなっている時代である。 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-06 13:58:30 |
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P.216 の気になるフレーズ 「このようにすればよい」というマニュアルはない。大切なのは、相手の気持ちを理解しようとする姿勢であると私は思う。この場合だったらどうすれば相手にとっていいだろうかと自ら考え、それに従って行動する。必ずしも相手の望む対応にはならないかもしれないし、結果として、吃音者を傷つけてしまうこともあるいはあるかもしれないが、吃音者もまた、吃音でない人のそうした判断の難しさについて理解しようという気持ちを持てれば良いと思う。いずれにしても、双方が、相手に対して想像力を働かせるしかないのだ。 総コメント数:1 投稿日時:2019-04-06 14:07:44 |