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「いいね!」が社会を破壊する の読書会ページ

「いいね!」が社会を破壊する(9784106105425)

「いいね!」が社会を破壊する

著者:楡,周平,1957-

出版社:新潮社 (201310)

ISBN-10:410610542X

ISBN-13:9784106105425

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P.188の気になるフレーズ

もはや死語になりましたが、かつて日本には「猛烈社員」という言葉がありました。会社のために身を粉にして働くビジネスパーソンを指したものですが、同じ仕事に追われるにしても、あの時代と今とでは明らかに違います。かつての労働は、頑張れば報われる。給与も上がり、ポジションも上がっていく。終身雇用制度の中にあって、少なくとも定年まではこの会社にいられる。良くも悪くも先が見通せた。自分の将来像が描けたからこそ、仕事に邁進できたのです。しかし、今のビジネスパーソンが仕事に励まなければならないのは、排除されないため。いつ自分がどうかるか分からない。先が全く見えない漠とした不安に駆られながら、日々の仕事に追われているのです。

総コメント数:1 投稿日時:2016-01-08 06:49:31

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年配の社員と若い社員の温度差

年配の社員はここでいう「猛烈社員」を引きずっているというか、
「会社のために働くことは常識だ」という感じが見えます。
将来がある程度見通せる時代であれば、
若い社員も上司に尻をたたかれながら、「猛烈社員」になれたかもしれません。
しかし、先が見えない不安に駆られている現状、
上司から「会社のために働け」といわれてもあまりピンとこない。
このあたりに現在の年配社員と若い社員の温度差を感じます。

投稿者:goodbook 投稿日時:2016-01-08 06:49:31