アーダ 上 の読書会ページ
アーダ 上 著者:Nabokov,VladimirVladimirovich,1899-1977 若島,正,1952- 出版社:早川書房 (201709) ISBN-10:4152097108 ISBN-13:9784152097101
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P.47の気になるフレーズ
二十世紀の中頃になって、自分の過去の最深部を再構築しはじめたとき、(再構築が追求する特別の目的のために)本当に大切な幼年期の細部というものは、少年期や青年期という後のあちこちの段階で、部分をよみがえらせながら全体を活性化する突然の照応となってふたたび現れる、そのときにこそいちばんうまく扱えるのだし、そのときにしか扱えないこともよくあるのだ、とヴァンはすぐに気がついた。初めて経験した大怪我や悪夢よりも、ここで初恋が先に来るのはそのためなのである。
総コメント数:1 投稿日時:2018-03-07 13:37:56
気になるフレーズへのコメント
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わかるような、わからないような(わからない寄りです) 「二十世紀の中頃になって」とあるのは、この本の語り手であり、主人公の「ヴァン」が「90歳を越える年齢になって」という意味なんですが…このフレーズ、わかるような、わからないような。 投稿者:kukka55 投稿日時:2018-03-07 13:37:56 |