ポーラースター = POLAR STAR [2]　の読書会ページ

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P.356の気になるフレーズ

「ぼくはネルーダと〈イスラ・ネグラ〉（黒い島）のご自宅でお話ししたことがある。さっきの詩人の心得を教えてくれた詩人は、実はネルーダなんだ。これがその時にもらったサイン本だ」
そういいながら鞄から詩集を取り出す。ぼろぼろになった『心の中のスペイン』だ。
リゴベルトはごくりと唾を飲み、穴があきそうなくらい詩集の見返しの頁を見つめた。
その時、ぼくの口から思いもよらない言葉が飛び出した。
「よかったらその本、君にあげるよ」と言った瞬間、リゴベルトは桁外れの驚きの表情になった。
ぼくはあの時の彼の驚きに匹敵する表情はそれ以前も以後も見たことがない。

総コメント数：1 投稿日時：2018-03-16 07:03:45

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