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孤独論 : 逃げよ、生きよ の読書会ページ

孤独論 : 逃げよ、生きよ(9784198643492)

孤独論 : 逃げよ、生きよ

著者:田中,慎弥

出版社:徳間書店 (201702)

ISBN-10:4198643490

ISBN-13:9784198643492

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気になるフレーズの投稿一覧

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P.25 の気になるフレーズ

人間は慣れる生き物だし、環境への適応能力もきわめて高い。だからそもそも現状肯定に走りやすく、それは容易に思考停止してしまうこととイコールです。「まあいいか、不満はあるけども、なんとか今日はやり過ごせたのだし、明日もなんとかなるだろう」などとうやむやにしてしまいがちなのはそのためですが、長い目で見て本当にそれでいいですか?

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-11 05:58:14

P.40 の気になるフレーズ

わたしは、じっくり、ねちっこく、あきらめずに過ごしていたことになります。

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-13 05:46:26

P.56 の気になるフレーズ

気づけばどんどん情報に流されている。そんなことがないように、漠然とした怖さには敏感であり続ける必要がある。それが情報の奴隷になるのを未然に防ぐもっとも有効な手立てでしょう。

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-13 05:57:16

P.57 の気になるフレーズ

わたしはパソコンに触れること自体ほぼなくて、原稿用紙に鉛筆で小説を書いている。手を動かしてかりかり書きつけていると、身体の中から言葉が出ているように感じるときがあります。

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-14 07:21:54

P.72 の気になるフレーズ

だれかと一緒にいても、みずからの心の内をよくよく覗き込めば、そこには孤独が拡がっているものです。それが恋人だろうと夫婦だろうと家族だろうと、どんなにくつろげる相手といたところで、根本的に孤独は解消できない。

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-15 08:15:04

P.92 の気になるフレーズ

自分なりに描いた理想に沿って書きはじめてみるものの、なかなかうまくいかず、じきに壁にぶつかる。書いては書き直し、そうやって無駄な力を使い、資料をひっくり返したり、人の本を読んでみたりして、もがく。
その果てにブレイクスルーがあるわけです。もがいた結果として、やっと書き進められるようになる。傍目からすれば、それまでの時間は無駄なものに見えるでしょうが、これは本番に臨むにあたって、もう一度懸命に練習している過程といえます。

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-15 08:20:50

P.102 の気になるフレーズ

時間や手間の無駄を嫌い、学習の便利を追求すればするほど、結局、学習そのものの効果が薄くなる。(吉田武)

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-17 05:13:19

P.139 の気になるフレーズ

その魚市場の記憶は、もしかするとわたしの作品に影響しているのかもしれないと、たまに思います。よく覚えているのは魚のにおい。それに、昼間から酒を飲んでいた得体の知れないおじさんたちの姿も、脳裏に残っている。

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-18 05:39:12

P.144 の気になるフレーズ

でも、受験に失敗。挫折は感じませんでした。これといってやりたいことがあるわけでもなかったので、そこからはなんとなく家にいることになった。
傍から見れば、いわゆる引きこもりです。

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-18 05:52:31

P.146 の気になるフレーズ

当初は、部屋の窓から見える風景をそのまま書いていました。町全体の様子や、家屋の屋根といった細かいものまで、目につくまま描写してみた。もちろんストーリーなどなくて、断章にもなっていないレベルですけど、なんでもいいから書き続けた。

総コメント数:1 投稿日時:2019-12-18 05:55:35

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