逆さに吊るされた男 の読書会ページ
逆さに吊るされた男 著者:田口,ランディ,1959- 出版社:河出書房新社 (201711) ISBN-10:4309024823 ISBN-13:9784309024820
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意見、感想、コメントなど
P.80の気になるフレーズ
「いいえ。たぶん、拘置所側は死刑囚を、なるべく人間社会から遠ざけたいのだと思います」
「どうして?」
「死刑囚が、生きた人間、同じ人間だという認識を、国民に持たせないためじゃないかと思います」
「そのことで、いったいどういうメリットがあるの?」
「死刑囚が、同じ人間だったら、死刑囚を処刑する刑務官の方々の心情はいたたまれないです。死刑がある以上、誰かが処刑ボタンを押すんです。いまは、五人の刑務官が同時にボタンを押して誰が処刑したかわからない仕組みになっています。だけど、そんなことはあまり関係がないと思うんです。選ばれた五人は、自分が殺したかもしれないと思うでしょう。だから、少しでもその罪悪感をやわらげるために、死刑囚を人間として扱ってはいけないのかもしれないです」
総コメント数:1 投稿日時:2018-05-12 12:26:43
気になるフレーズへのコメント
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選ばれた五人の罪悪感
そうかもしれませんが、これをやったとしても、 投稿者:goodbook 投稿日時:2018-05-12 12:26:43 |