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すべての、白いものたちの の読書会ページ

すべての、白いものたちの(9784309207605)

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すべての、白いものたちの

著者:ハン・ガン/斎藤 真理子

出版社:河出書房新社 (2018年12月27日頃)

ISBN-10:430920760X

ISBN-13:9784309207605

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気になるフレーズの投稿一覧

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P.8 の気になるフレーズ

壽衣

総コメント数:1 投稿日時:2019-05-19 16:06:02

P.9 の気になるフレーズ

傷口に塗る白い軟膏と、そこにかぶせる白いガーゼのようなものが私には必要だったのだと。

総コメント数:1 投稿日時:2019-07-06 08:27:09

P.10 の気になるフレーズ

 そのような鋭い時間の角で――時々刻々と形を変える透明な断崖の突端で、私たちは前へと進む。生きてきた時間の突端で、おののきながら片足を踏み出し、意志の介入する余地を残さず、ためらわず、もう一方の足を虚空へと踏み出す。

総コメント数:2 投稿日時:2019-07-06 08:39:06

P.28 の気になるフレーズ

空と地面の境界が消えた。私が見ている窓から四、五メートルのところに、丈高いポプラの樹が二本、墨色のシルエットをぼんやりと見せているだけ。それ以外のものはすべて白い。いや、あれを白いといえるだろうか?黒々と濡れた闇を冷たい粒子の一つひとつに宿して、この世とあの世のあわいで音もなく揺らめいている、あの巨きな水の動きを?

総コメント数:1 投稿日時:2019-07-06 08:46:37

P.31 の気になるフレーズ

ヨーロッパで唯一、ナチに抵抗して蜂起したこの都市。一九四四年九月の一か月で劇的にドイツ軍を追い出し、市民による自治を成し遂げたこの都市を、

総コメント数:4 投稿日時:2019-07-06 08:53:11

P.48 の気になるフレーズ

私はもう、自分に尋ねない。
この生をあなたに差しだして悔いはないかと。

総コメント数:4 投稿日時:2019-07-08 18:19:30

P.57 の気になるフレーズ

コートを取り出して着込んだ男たちと、女たちの後ろ姿に、何ごとかに耐えはじめるとき人々が黙々と胸にたたみこむ予感が、にじんで見える。

総コメント数:1 投稿日時:2019-07-08 18:23:24

P.63 の気になるフレーズ

 雪が降りはじめると、人々はやっていたことを止めてしばらく雪に見入る。そこがバスの中なら、しばらく顔を上げて窓の外を見つめる。音もなく、いかなる喜びも哀しみもなく、霏々として雪が舞い沈むとき、やがて数千数万の雪片が通りを黙々と埋めてゆくとき、もう見守ることをやめ、そこから顔をそらす人々がいる。

総コメント数:2 投稿日時:2019-07-08 18:47:35

P.66 の気になるフレーズ

ひたぶるに雪片は舞い散る。

総コメント数:2 投稿日時:2019-07-08 18:35:15

P.73 の気になるフレーズ

生は誰に対しても特段に好意的ではない。

総コメント数:2 投稿日時:2019-05-19 15:40:32

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