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NO. 00015145 DATE 2018 12 12

書籍情報

人間の大地 (光文社古典新訳文庫)(9784334753146)

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人間の大地 (光文社古典新訳文庫)

渋谷 豊(翻訳) サン=テグジュペリ著

出版社:光文社 (2015-08-06)

ISBN-10:4334753140

ISBN-13:9784334753146

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P.19 の気になるフレーズ

あの晩、ゆっくりした声が念を押すようにして服務規程の話を始めたのには、そんな事情があったのだ。
「スペインの雲海の上で、コンパス頼りに飛行機の操縦を楽しむのはいいものだ。じつに気の利いた楽しみだ。だが……」
ここで声はさらにテンポを緩めた。
「……だが、覚えておきたまえ。雲海の下にあるのは……あの世だ」

総コメント数:1 投稿日時:2017-07-03 04:52:39

P.32 の気になるフレーズ

僕は車内を見まわした。闇の中に光の点がぽつぽつと灯っていた。いずれも瞑想に句読点を打つ煙草の火だた。年取った月給取りたちがそれぞれいじましい物思いに耽っては、それに区切りをつけるように煙草に火をつけるのだ。

総コメント数:2 投稿日時:2017-06-29 11:18:57

P.56 の気になるフレーズ

実際、死んだ僚友の代わりになり得るものなど何もない。(中略)あんなに多くの共通の思い出、一緒に過ごした辛い時間、仲たがい、仲直り、感動……そうした宝物以上に価値のあるものなど何もない。そんな友情は今から築くことはできない。樫の若木を植えて、すぐにその木陰で憩おうとしてもむりな話だ。

総コメント数:1 投稿日時:2017-06-29 11:28:45

P.56 の気になるフレーズ

職業というものの尊さは、何よりもまず、人と人を結びつけることにある。この世に本当の贅沢は一つしかない。人間の関係という贅沢がそれだ。

総コメント数:1 投稿日時:2017-07-04 05:46:55

P.61 の気になるフレーズ

ギヨメ、僕は以前、君の冒険を讃える一篇の物語を読んだことがある。

総コメント数:1 投稿日時:2017-07-04 05:51:02

P.63 の気になるフレーズ

僕らは全員涙を流し、生きている君、生き返った君を胸に固く抱きしめた。この奇跡を生みだしたのは、他ならぬ君だった。このとき君の口から発せられた最初の理解可能な言葉、人間のすばらしい矜持を表現した言葉はこうだ。「誓ってもいい、僕がしたことは他のどんな動物にも真似できない」

総コメント数:1 投稿日時:2017-06-29 11:40:03

P.72 の気になるフレーズ

「妻のことを考えたんだ。僕は保険に入っているから、妻に金で苦労はさせないはずだった。だけど、保険っていうのは……」
行方不明の場合、死が法的に認定されるのは四年後になる――この事実が君の頭の中で眩しい光を放ち、他のいっさいを消し去った。

総コメント数:1 投稿日時:2017-07-04 05:57:14

P.76 の気になるフレーズ

この世には、広大な地平に緑を生い茂らせることを己の使命とするスケールの大きな人がいる。ギヨメもその一人だ。人間であるということ、それはとりもなおさず責任を持つということだ。自分のせいではないと思えていた貧困を前に赤面すること、僚友が勝ち取った栄光を誇りに思うこと、自分に見合った石を積むことで世界の建設に貢献していると感じることだ。

総コメント数:1 投稿日時:2017-06-29 11:51:06

P.76 の気になるフレーズ

世間はそんな人物をとかく闘牛士やギャンブラーと同一視し、彼らが死の危険をものともしないのを褒めそやす。だが、僕に言わせれば、死を軽視するなんて笑止千万だ。実際、死を軽視するなどということは――(中略)若さの欠乏ないし過剰の証しでしかない。

総コメント数:1 投稿日時:2017-06-30 08:57:08

P.78 の気になるフレーズ

僕に言わせれば、技術の進歩を過度に恐れる人たちは目的と手段を混同している。たしかに物質的な富を獲得することだけを目指して技術革新に邁進しても、生きるに値するものは何も得られないだろう。それはそうだ。だが、機械は目的ではない。飛行機は目的ではない。あくまで一つの道具、犂と同じ一つの道具だ。

総コメント数:1 投稿日時:2017-07-05 05:47:30

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