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NO. 00021531 DATE 2024 04 29

書記バートルビー/漂流船 の読書会ページ

書記バートルビー/漂流船(9784334753160)

書記バートルビー/漂流船

著者:Melville,Herman,1819-1891 牧野,有通,1943-

出版社:光文社 (201509)

ISBN-10:4334753167

ISBN-13:9784334753160

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P.325の気になるフレーズ

理由もなく写字の仕事を拒絶するバートルビーに対して、語り手の弁護士は完全にお手上げである。しかしそこにはメルヴィル流の仕掛けが籠められている。すなわち読者は弁護士と同じ論理、資本主義を前提とする「ウォール街の論理」を当然、あるいは自然なものとして受け入れており、バートルビーの方が不条理な存在である、と規定するであろうことを、メルヴィルはあらかじめ読み切っているのである。

総コメント数:1 投稿日時:2018-05-06 08:06:11

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気になるフレーズへのコメント

1

バートルビーを理解するために

バートルビーを理解する上で、ここがポイントですね。
いわば自分の常識や固定観念にとらわれていると、
バートルビーは理解できないということでしょう。

でも、それが理解できたからといって、
自分たちはバートルビーのような人になれるでしょうか。
また、バートルビーのような人がいたら、どう接したらよいのでしょうか。
それはまた別に考える必要があると思います。

投稿者:goodbook 投稿日時:2018-05-06 08:06:11