書記バートルビー/漂流船 の読書会ページ
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書記バートルビー/漂流船 著者:ハーマン・メルヴィル/牧野有通 出版社:光文社 (2015年09月09日頃) ISBN-10:4334753167 ISBN-13:9784334753160
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意見、感想、コメントなど
P.329の気になるフレーズ
どのような遺骸であっても死後四日目に白骨化することはありえないが、そのような、皮を剥ぎ、肉を削ぎ、骨を露出させたであろうやり方は、わざわざ控え目に「その手筈については、黒人たちが後に供述人[ベニート・セレーノ]に語って聞かせましたが、供述人に理性というものがすこしでも残っている限り、決してそのことについて自らの口で明らかにすることはできないほどの残忍なものであります」(301頁)と記されるのである。おそらくこれは、奴隷の本性は純粋に「悪」であるとみなそうとする白人たちには、疑いようもない事実として納得されたことであろうと思われる。
総コメント数:1 投稿日時:2018-05-06 09:24:25
気になるフレーズへのコメント
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メルヴィルの仕掛け
ここにも、思い込みや固定観念を覆そうとするメルヴィルの仕掛けがあったんですね。 投稿者:goodbook 投稿日時:2018-05-06 09:24:25 |