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噓の木 の読書会ページ

噓の木(9784488010737)

噓の木

著者:Hardinge,Frances 児玉,敦子

出版社:東京創元社 (201710)

ISBN-10:4488010733

ISBN-13:9784488010737

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P.189の気になるフレーズ

ハワードは物事の仕組みを理解したがり、世界が公平であると思いたがっている。ところが残念なことに世界は公平ではなく、ハワードはその事実に直面するたびに、感情を爆発させるのだ。フェイスがなにもしなければ、ハワードは具合が悪くなるまで叫びつづけることになる。

総コメント数:5 投稿日時:2018-06-12 09:59:39

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気になるフレーズへのコメント

1

小さな子の気持ち

大人からみるとなぜぐずったり泣いたりしているのかわからない時、小さな子はこんな風に感じているのかな。世界が公平でないということを受け入れるのが大人の分別なのだとしたら、なんか寂しいですけどね。

投稿者:kukka55 投稿日時:2018-06-12 09:59:39

2

世界は公平

ちょっと話がずれるかもしれませんが、自分は、
世界は平等ではないけど、公平ではあると考えています。
公平でないと感じるのは、物事の仕組みを理解できていないから。
つまり、ハワードが感情を爆発させるのは、どちらかというと
仕組みが理解できないからなのではないかと思います。

一方、大人の場合、仕組みを完全に理解することはできないことを知っているので、
そこは冷静に対処できるんでしょう。

完全に、話がずれましたね。

投稿者:goodbook 投稿日時:2018-06-14 05:40:55

3

平等と公平

平等=equality 公平=fairness, justice 英語にしてみて二つの言葉の違いが頭の中で整理されたんですが、私がひねくれてるのかこの世界がfairだとは思えないんです。生と死とかそういうレベルで考えるとそうかなって気もするんですが。あ~でも私は「世界」じゃなくて「世の中」っていう感じで考えてるかも知れません。どうして公平だと思われるのか、良かったら教えて下さい。

投稿者:kukka55 投稿日時:2018-06-15 09:28:58

4

「人間の意志が介在するかどうか」 がポイント

ちょっと考えてみました。
「公平」と「平等」の自分の解釈としては、

公平:偏らないこと
平等:均等な配分

という感じです。

世界は、何らかの仕組み通りに動いているだけで
何等の意志というものはないと考えています。
だから、すべての事象は公平、偏りはないと思います。
世界が公平でないと思うのは、
世界の仕組みが理解できず、
人間が勝手に意志を介在させて
「偏っている」と解釈してしまうからだと。

どうも自分の解釈としては
「人間の意志が介在するかどうか」
がポイントのようです。

投稿者:goodbook 投稿日時:2018-06-16 08:22:57

5

戦争と平和

なるほど~。冷静に物事を見ておられる感じがしますね。『戦争と平和』でトルストイが結構なページをさいて、なぜ戦争が起こるのかを論じているのですが(既読でしたらごめんなさい。)goodbookさんの考え方に近い気がします。

投稿者:kukka55 投稿日時:2018-06-16 08:47:49