読書力をつける の読書会ページ
読書力をつける 著者:阿部,謹也,1935-2006 出版社:日本経済新聞社 (199703) ISBN-10:4532145279 ISBN-13:9784532145279
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P.38の気になるフレーズ
では、現代の我々、とくにサラリーマンはどうやって世界を見ているのでしょうか。たとえば、コンピューターを操作することも労働ですから、そうした労働を通して世界が見えるか、というと、やはり、見えにくいのではないかと思います。見える面もあるけれども、見えない面もある。
そこで、労働を通して見るかわりに、情報を通して見ている。その情報はかなり人為的なものです。現代の世界は、そのようなバーチャルな世界になってしまって、現実の情報、たとえば具体的にものごとが動いている状態は、直接見えません。
総コメント数:1 投稿日時:2015-07-02 06:06:41
気になるフレーズへのコメント
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現実の情報が見えにくくなっている? 親の背中を見て育つとか、背中を見せて育てるとか、そういう言葉があり、昔はそうやって子供や部下を育てていたのだと思います。現在は、コンピューターによっていくらでも情報を収集できるため、そのような「背中」に対応するような現実の情報が見えにくくなっているかもしれません。 投稿者:goodbook 投稿日時:2015-07-02 06:06:41 |